女優の沢尻エリカ主演で、フジテレビ系で11年ぶりに復活するスペシャルドラマ『大奥』が、1月22日（金）21時から第一部「最凶の女」編、29日（金）21時から第二部「悲劇の姉妹」編を放送する。
江戸時代、50年にわたる長期政権を確立し、爛熟（らんじゅく）期を生きたと言われている第11代将軍・徳川家斉を支えた大奥の女性絵巻を2週連続スペシャルドラマとして描く本作。2003年から2005年にかけて放送されたテレビドラマシリーズを手がけてきた脚本・浅野妙子、監督・林徹が、沢尻と共に新たな『大奥』を描いていく。
舞台となるのは、10人以上の側室を持ち50人以上の子どもを儲けたことから“オットセイ将軍”とも呼ばれた徳川家斉（成宮寛貴）の「青年期」と「壮年期」の2つの時代。沢尻は22日放送の「最凶の女」編では“お美代”、29日放送の「悲劇の姉妹」編では“梅”という二人の側室を演じわける。
お美代は、誰もが認める美貌と優れた知性で家斉の寵愛（ちょうあい）を一心に浴び、大奥の頂点まで登りつめた史上最強の側室。大奥での地位を着々と固めていくが、ある日、智泉院の庭にいた女中・お志摩（渡辺麻友）と言葉を交わし、大奥で起こる争いごとをどこか冷めた目で見ている彼女に強く興味を引かれる。次第に二人は密会を重ねるようになり、ついに禁断の恋愛関係に進んでいく……。
そして第二部「悲劇の姉妹」編では、妹・歌（蓮佛美沙子）から嫉妬され激しい敵意を向けられても大きな心で受け入れていく心優しい側室・梅を演じる。“悪女”と“聖女”という正反対の表情を持つ2つの女を演じる沢尻の芝居に注目だ。
今回が初の時代劇挑戦となる沢尻は、「所作や言い回しなど、慣れないことがいっぱいあって、あまり思うように表現できませんでしたが、体当たりで二役演じさせていただいて、時代劇の面白さを知ることができました」と撮影を振り返り、「ストーリー、キャスト共にみどころが沢山ある作品に仕上がっていると思います」とアピールしている。
