高良健吾「さすけねぇ」心が折れそうになったときに救われた言葉

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フジテレビ系で1月18日よりスタートする月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の第1話完成披露試写会&舞台あいさつが13日、東京・台場のシネマメディアージュで行われた。主演の有村架純と高良健吾らドラマキャストが登場し、撮影現場の様子を語った。

本作は、ドラマ「東京ラブストーリー」などの脚本家・坂元裕二が手がける、東京を舞台にしたラブストーリー。辛い過去を背負っているにも関わらず明るく前向きに生きようとする主人公・音(有村架純)と練(高良健吾)の二人を中心に、木穂子(高畑充希)、朝陽(西島隆弘)、小夏(森川葵)、晴太(坂口健太郎)も複雑に絡み合いながら恋物語が進んでいく。

有村は、第1話を見終えたばかりの観客に向けて「見てくださった皆さんから嬉しい言葉をかけてくださりホッとしています。私たちはこの作品を素晴らしいモノにしたいという思いで撮影に臨んでいるので、それがしっかり表現できたらと思います」とあいさつ。特に4話の台本が心に刺さったことを明かし「苦しくてしょうがなかった。台本を読みながら泣いて、撮影を放棄しようと思ったくらいです(笑)」と話した。

そして高良は、とにかく撮影チームが素晴らしいと語り「撮影が始まって2ヶ月が経ちました。この現場だから感じられることがたくさんあります」とコメント。心に残るセリフを聞かれると、2話以降で出てくる会津弁の「さすけねぇ(“大丈夫、気にしなくて良い”の意)」をあげ、「東京に出てきて心が折れそうになったとき、練はおじいちゃんのこの言葉に救われます。2話以降もこの言葉で心が洗われる」と語った。

また、高畑は木穂子を演じることについて「人生初のお色気担当なのでクランクインのときから緊張しました」と語り、「普段の自分が絶対に言わないようなセリフを言いますし、中身がグチャグチャでこじらせています。それぞれに合った役を坂本さんが当て書きしていると聞いたので、坂本さんの目に私はこう映っているならショックです(笑)」とコメント。印象的なセリフに「手ブラ好きと?」という言葉があることを明かし「心の中と口から出る言葉が裏腹で、本当に思っていることを言わない」と、これまでに見せたことのない役柄であることを伝えた。

そして、西島は「僕だったら、君に両思いをあげられるよ」というセリフについて「自信に満ちている感じもありますが、意外にこういう言葉って不安な人ほど言えちゃうのかなと思います」とコメント。また、成人式を迎えたばかりの森川は、タイトルにちなんで「将来思い出したら泣いてしまいそうなことはありますか?」と聞かれると「今です」と返答。「何年後かに、このドラマを見たら泣いちゃうと思います。今は必死で頑張っていますが、良い思い出になって“幸せな二十歳を過ごせていたんだな……”って、泣いちゃうような気がします」と語った。

坂口は演じる晴太について「不思議な男で、良い子とも悪いことも深く考えずにやっているけど、きっと自分の中の正義は守っていると思う」と語り、「 “月9・恋・愛”という部分がしっかりと映像として描かれていると思います。この先がどうなるのかこんなに楽しみに感じるのは初めてです」と話した。

そのほか、歌手の手嶌葵が登場し、ドラマの主題歌「明日への手紙」の生歌を披露。有村は「言葉になりません。歌詞がこのドラマを本当に表現していて、本当に胸に刺さりました」と語り、高良も「撮影中も聞くのですが本当に合うんです。耳で聞いているという感じではなく、心で聞いている感じ」と感想を語った。

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