内田有紀「どういう人生か透けて見えた」広末涼子との初共演で感じたこと

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フジテレビ系で1月14日よりスタートする新ドラマ『ナオミとカナコ』(毎週木曜22:00)の制作発表記者会見が7日、都内ホテルで行われ、主演の広末涼子と内田有紀らが出席。初共演となるお互いのイメージを語った。

本作は、「邪魔」で大藪春彦賞、「空中ブランコ」で直木賞、「家日和」で柴田錬三郎賞、「オリンピックの身代金」で吉川英治文学賞など、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家・奥田英朗の最新長編小説が原作。百貨店の外商部で働くキャリアウーマンの小田直美(広末涼子)と、夫・服部達郎(佐藤隆太)のDVに苦しむ服部加奈子(内田有紀)の二人のヒロインが、加奈子の夫を殺す完全犯罪の殺人計画をたてる。

広末は「殺人というテーマをバイオレンスにシリアスに捉えるだけでなく、それぞれの日常や葛藤を詳細に描いて、心理描写、背景を描くことで緊迫感のあるサスペンスを描いていると思います」と手応えを語り、内田も「息の詰まるようなシーンの連続です。撮影が終わって、家でお風呂に入った時に“ああ、終わったー”って声に出しちゃうくらい開放感がないような撮影が続いています。観ている方は家の中で暖かくして見ていただき、私たちは全身全霊で演じて行きたいと思います」と語った。

そして、演じる直美について広末は、「外から見ると社会的な地位を確立しているような女性です。年齢的に低く、軽く見えてしまわないように声を低くすることを意識しています」と語り、「犯罪ですので二人の手段を肯定することはできないですが、直美の正義感と行動力は共感できる部分で、演じやすいところでもあります」とコメント。一方の内田は演じる加奈子について「頼りたいけど親友だからこそ言えない。隠すのに精一杯で必至にステキな主婦を演じなければいけない女性。涼子ちゃんとは逆で出来るだけ声のトーンを明るくしています」と役作りについて語った。

また、二人は初共演ということで互いの印象を聞かれると、広末は「私はデビューが遅くて、この業界に入る前から輝いていた人とご一緒できて嬉しいです。ネガティブなイメージはなくて、共演してもサバサバしたお姉さんでいてくれるのでイメージ通りでした」と明かし、内田も「デビューした時に見て“すごい可愛い子”と思っていました。私、女性同士でお芝居をするのが好きなのですが、お芝居していると、どういう生き方をしてきたかが透けて見えることがあります。今こうして共演して、お互いそれなりにいろいろな経験をして、きちんと年を重ねて今日まで生きてきたんだなと感じました」と語った。

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