蓮佛美沙子、浅野ゆう子、成宮寛貴ら、沢尻エリカ主演『大奥』キャスト9名を発表

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沢尻エリカ主演で、2016年1月22日(金)と29日(金)の二週にわたってフジテレビ系で放送されるスペシャルドラマ『大奥』のキャスト陣が決定。蓮佛美沙子、浅野ゆう子、成宮寛貴、板尾創路、温水洋一、光浦靖子、鷲尾真知子、山口香緖里、久保田磨希の出演が発表された。

本作は、江戸時代に50年にわたる長期政権を確立し、爛熟(らんじゅく)期を生きたと言われている第11代将軍・徳川家斉を支えた“大奥”を舞台にした歴史絵巻。家斉の青年期を描く第一部「最凶の女」編、壮年期を描く第二部「悲劇の姉妹」編として2週にわたり描かれる。

蓮佛は第二部「悲劇の姉妹」編に登場し、沢尻が演じる主人公“梅”の妹であり、もう一人のヒロイン“歌”を演じる。家斉がまだ若く子に恵まれていなかった頃、浜御殿で催される宴にて家斉にお目通しさせられることになった梅と歌。家斉が姉の梅を気に入ったことで、妹の歌は激しい嫉妬心にかられ姉を陥れようと画策する。弓の名手であり男勝りで荒っぽい気性の持ち主である歌と、美しさと優しさを併せ持つ梅とによる姉妹バトルは必見だ。

蓮佛は演じる歌について「ものすごく極端なことをしてしまう役なので、理解することは難しかったです。でも私も兄弟がいるので、美しくて完璧な姉を持ってしまったがゆえの嫉妬心という、周りから比べられることに対するうらやましさや悔しさは少し分かるかなと思いました。上様に対して好意があるように見せかけて引いてみるという駆け引きのシーンは見てほしいです」と見どころを語っている。

そして、浅野が演じるのは、大奥の万事差配を任されている総取締・大崎局。2003年のドラマ『大奥』で大奥総取締・瀧山役を演じ、圧倒的な存在感と強烈なインパクトを残した彼女が、今回は家斉を取り巻く大奥の女たちを厳しく統率する大崎局という新たな役を演じる。大崎局は第一部ではお美代、第二部では梅と歌という大奥入りする主人公たちを鋭く観察し、時には家斉にも苦言を呈するという役どころとなる。浅野は「女性同士の愛憎劇、嫉妬などがいろいろと描かれてきたのがフジテレビの『大奥』です。第一作から出演させていただいたことは女優・浅野ゆう子にとって幸せでしたし、今なお声を掛けていただき光栄です」と出演を喜んだ。

また、徳川家斉を演じるのが成宮寛貴。10人以上の側室を持ち50人以上の子供をもうけたことから“オットセイ将軍”とも呼ばれた男だ。心の赴くまま自由に行動する家斉は、第一部<最凶の女>編では大奥史上最強の側室・お美代に、第二部<悲劇の姉妹>編では梅と歌という美しき姉妹に翻弄翻弄(ほんろう)され、知らず知らずのうちに女たちの争いごとに巻き込まれていく。成宮は「一部と二部は20歳くらい違うのですが、見た目は変えず、セリフのスピードや語尾を変えたり、あとは姿勢を変えてみたり、なるべく工夫しました。『大奥』は普段時代劇を見ない方にも楽しんでいただける作品になっていると思います。今までの大奥と一味違う大奥に仕上がっているのでぜひお楽しみください」とドラマをアピールしている。

そのほか、板尾は家斉の側近でありお美代の養父・中野清茂役、温水は清茂の部下で姉妹・梅と歌の父親である酒井忠康役、光浦は家斉の正室・寔子(ただこ)役を演じる。さらに、『大奥』全作品に出演している奥女中トリオ「スリーアミーゴス」も登場。鷲尾真知子、山口香緖里、久保田磨希の3人が、物語の背景をさりげなく説明する井戸端会議の息ぴったりの掛け合いに注目だ。

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