純真さが話題の上白石萌歌、初の患者役に「感じるままにお芝居できました」

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2011年の第7回「東宝シンデレラオーディション」で、長澤まさみが持つ最年少受賞記録を塗り替え、満場一致でグランプリを獲得した上白石萌歌(かみしらいし・もか)が、来年1月にスタートするフジテレビ系ドラマ『フラジャイル』(毎週水曜22:00)の第1話に出演する事が決定。自身初となる患者という役どころに挑むことになった。

本作は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作を主演・長瀬智也で連続ドラマ化。病気の原因と発生の仕組みを研究・解明すると同時に、所見により、患者への診断を科学的に確定させる職責も担う“病理医”の闘いと活躍が描かれる。主演の長瀬智也が演じる岸京一郎は、医者でありながら白衣はまとわず、常にスーツ姿、しかも毒舌で偏屈だが、患者の命、そして医療の正義のためなら、周囲とのあつれきなど一切いとわない天才病理医。そんな岸に負けず劣らず個性的で“取扱注意”の登場人物たちによってドラマは展開していく。

第1話で上白石が演じるのは、景山花梨という女子高生。ある日、階段から転げ落ち、岸が勤める病院へ運ばれてきた。幸いなことに脳に出血も無く、あるとすれば、検査はしていないが椎間板変性(椎間板の老化による腰痛)の疑いくらいと担当する神経内科医は報告するが、それを聞いた岸がかみつく。「単に腰が痛いから椎間板変性? ―あんた、バカなのか?」一方、入院している花梨は、何か心に秘めているような様子を見せる……。

上白石は、今年7月に公開された映画『脳漿炸裂ガール』で、生きるか死ぬかのデス・ゲームを切り抜けるという極限の状況を見事に演じきるなど、その純真さと表現力が話題に。初挑戦する患者という役どころについて「自分がこんな状況に置かれたら、何をどう感じるか、どんな気持ちで毎日を過ごしているのかイメージするのを大切にして演じさせていただきました」とコメント。

これまで大きなケガや病気をしたことが無い上白石だが、今回の芝居では、人生初となるMRI検査を実際に挑戦。さらに、頭に包帯を巻いて、ネームバンドを腕につけるなど、これまでにない衣装についても「花梨という役と自分の距離が縮まったような気がして、感じるままにお芝居できました」と振り返っている。心に何か隠しながらもそれを表に見せず、儚い笑顔を見せる健気な少女の姿に注目だ。

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