月9プロデューサー「あの声が必要だった」手嶌葵の歌声を絶賛

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歌手の手嶌葵が歌う「明日への手紙」が、フジテレビ系で1月18日にスタートする新ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の主題歌に決定した。

本作は、『東京ラブストーリー』以降、『愛し君へ』、『それでも、生きてゆく』、『mother』、『最高の離婚』など数々の名作を手がけてきた坂元裕二脚本による本格ラブストーリー。有村架純、高良健吾、高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎ら、今もっとも旬な若手俳優陣を迎え、東京という街に飲み込まれそうになりながらも必死に生きようとする若者たちのリアルな恋を丁寧に描いていく。

この楽曲は昨年7月に発表したアルバム「Ren’dez-vous」の収録曲。プロデューサーの村瀬健が、東京という街の片隅で、自分の抱える困難に縛られながらも必死でもがき、前向きに生きようとしている若者たちの恋を描くこの作品にとって、一体どんな曲が主題歌にふさわしいのか考えたときにたどり着いたのが手嶌葵の声だった。村瀬は「手嶌さんの歌声は、日本でもっとも“せつない声”だと思います。曲の前に、手嶌さんのあの声こそがこのドラマの世界に必要だと思った」と語り、その思いを持ちながら「明日への手紙」を聞いた時、故郷の町から東京の街に出てきて右も左もわからないまま一人で生きようとする音の人生と見事に重なって聴こえたという。

村瀬がすぐさま手嶌サイドに連絡を取ると、主題歌起用を快諾したばかりか「そういうことであればもう一度この曲を作り直しましょう」と、ドラマのためにオリジナルバージョンを作ることが決定。村瀬が以前から親交のあった音楽プロデューサーの蔦谷好位置に依頼し、新たなアレンジを持って蔦谷のもとへ。蔦谷は、その楽曲の良さと、同時に読んだ坂元裕二による脚本の内容に感銘を受け、リアレンジ、ピアノ演奏を含むトータルプロデュースを快諾。村瀬からの「都会のアスファルトに咲く一輪の花のようなイメージにしてください」というオーダーに応え、シンプルかつ感動的なアレンジを施し、新たにヴォーカルを歌い直し、完全なる新バージョンの「明日への手紙」が誕生した。

主演の有村架純、高良健吾もこの曲を聴いて、強い感銘とインスピレーションを受けた様子。有村は「こんなにストレートに作品と合致する歌があるなんて……。すごくすごく驚きました。そしてなにより、作品の中で生きる人たちの気持ちが歌詞で表されていて本当に心が締め付けられるような思いでした。手嶌さんの歌声はきっとこのドラマをより切なく、より愛おしくしてくださると思います。壊れないように大切に大切にしたくなります」と語り、高良も「聞いた瞬間本当に鳥肌がたちました。ドラマの最後に手嶌葵さんのすてきな声が流れてくるイメージが浮かんで、ぴったりだと思いました。一生懸命に生きている方々が東京にもたくさんいるはず。うまくいかなくても東京に生きていて、自分には何もないと腐れてしまいそうになっている人物がこのドラマには出てきます。そんな役を通して視聴者の皆さんに届けられるものがたくさんあるはずと信じています。ドラマの登場人物それぞれが抱えている過去や今が描かれたあと、最後に手嶌さんの主題歌が癒やしてくれることになると思います」とコメントしている。

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