土屋太鳳・満島真之介、話題の“時間逆行サスペンス”『僕だけがいない街』で声優初挑戦

公開: 更新:

土屋太鳳と満島真之介が、2016年1月7日(木)からフジテレビ“ノイタミナ”ほかにてスタートするアニメ『僕だけがいない街』で声優初挑戦することが決定した。

原作は2012年に「ヤングエース」(KADOKAWA刊)にて連載を開始し、「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」に2014年、2015年と2年連続でランクインしている話題作。これまでにコミック6巻が発売され累計発行部数167万部を突破している“時間逆行サスペンス”。

物語は、29歳の青年・藤沼悟が、「悪い出来事」が起こる時、その原因が取り除かれるまで直前の場面に何度も繰り返し時が巻き戻ってしまう現象“リバイバル(再上映)”を軸に進行。彼は事件を未然に防ぐことを強制されているかのような、この特殊で不可思議な現象について不満を持ちながら過ごしていた。しかし、ある日起きた事件をきっかけに、悟は自らの過去と向き合い、驚くべき真実を目撃することになる……。

そんな主人公・悟を演じるのが土屋と満島。劇中で悟は、10歳の少年時代と29歳の現在を行き来する存在として描かれる。土屋が演じる悟は、北海道の小学校に通っているごく普通の少年。一方の満島は漫画家としてデビューするもなかなか芽が出ず、ピザ屋のアルバイトで生計を立てている“リバイバル”に悩み、人付き合いが苦手な青年である。

土屋は原作について「人の心に巣くう闇があまりにも深くて重い。でもその闇の中に、懐かしい体温のある優しい光が、必死に瞬いているようにも感じました。この物語で描かれるたくさんのことは、残酷で悲しく、許されることではありません。だからこそ真摯に向き合い、誠実に演じたいと思い」とコメント。また、初のアニメ声優挑戦については「本当に重大なことだと思います。うれしいと同時にとても緊張しています。今は二次元の世界で生きる悟を追いかけようと必死ですが、背中はあまりにも遠く、焦るばかりです。ですが必要なテクニックなどを教えていただきながら、悟のように全力で、あきらめず食らいついていきたいと思います」と意気込みを語っている。

一方の満島は「声だけで表現する世界にとても興味があるので、ワクワクしています」と心境を語り、原作について「何の変哲もないどこにでもいるような青年を主人公に、ここまで繊細な愛情あふれるサスペンス作品を造る三部先生に驚かされました。“あのとき違う選択をしていたら、自分の人生どうなっていたんだろう”という誰もが感じたことのあるであろう感覚が、彼を大きく動かすことになります。日常の中で、ふと舞い降りる記憶の糸を、現在の自分が新たに紡いでいくような作品」と魅力をアピールした。

監督の伊藤智彦が二人の起用についてコメント。まず、悟の役柄ついて「ヒーローではなく、抜けたところがある」と語り、そういう演技が出来る役者を探しているうちに、この二人を思い描いたという。「土屋さんは、声を張っても怒りを感じさせないというところが、悟らしい」と語り、「“グループの中で絶対一番になれないやつ”という感じが出ているんです(笑)。他の子供たちとのバランス的にもよかったと思います」と声のイメージを明かす。また、満島については「実写映画などで見せる芸幅の広さに加えて、ナレーションをCMでやっているのも大きかった」と述べ、「モノローグがとにかく多いキャラですからね。お二人がアフレコをされていく中で得られるものが、悟の成長感と結びついていけば大成功かなと思っています。僕もその時を楽しみにしています」と話している。

PICK UP