NEWS加藤シゲアキ小説を桐山漣主演で初ドラマ化!オリジナル要素に「驚いてもらえる」と自信

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アイドルグループNEWSのメンバーで、作家としても活躍している加藤シゲアキの短編小説集「傘をもたない蟻たちは」をフジテレビがドラマ化。2015年1月9日(土)から全4話でスタートすることが決定した。主演に桐山漣を迎え、ドラマのオリジナルキャラクターとして加藤も出演することも明かされ、桐山は「幼なじみ感を出したい」、加藤はドラマのオリジナル要素に「驚いてもらえる」とそれぞれがコメントした。

加藤は、2012年1月に「ピンクとグレー」で文壇デビューを果たし、その後発表された「閃光スクランブル」(2013年2月)、「Burn.-バーン-」(2014年3月)の3作品は“渋谷サーガ”シリーズとしてベストセラーとなった。今回ドラマ化される「傘をもたない蟻たちは」は、自身4作品目の単行本で、加藤の作品が映像化されるのは、映画化される「ピンクとグレー」に次いで2作目で、偶然にもドラマの初回放送日と映画の公開日が同日になった。

「傘をもたない蟻たちは」は、エリート・サラリーマン、女子高生、美大生など、“いまを生きる”さまざまな主人公たちが登場する6編(「染色」、「Undress」、「恋愛小説(仮)」、「イガヌの雨」、「インターセプト」、「にべもなく、よるべもなく」)で構成される短編小説集。加藤自身が「実験的に、意欲的に、僕自身もリスタートした気持ちで臨んだ」と語る意欲作で、“生と性”をテーマに、それぞれの作品で、ファンタジー、ラブストーリー、純文学など幅広いジャンルの物語が展開される。ドラマでは「恋愛小説(仮)」、「インターセプト」、「にべもなく、よるべもなく」という全く異なる魅力を持つ3編を取り上げ、それらを4週連続ドラマとして再構成し、原作とは一味違う映像作品としてのエンターテインメントを表現する。

共通する物語の主人公は、原作「恋愛小説(仮)」の主人公でもある若手小説家の橋本純(桐山漣)。純は、世界の不条理をテーマにした“SF”しか書いたことがなく、以前執筆していた連載も終わり、貯金を切り崩しながら生活をしている落ち目のSF小説家だ。これまで、どちらかと言えば2枚目の役柄が多かった桐山が、落ち目のSF作家をどのように表現するのか期待が高まる。

物語は、純が以前より世話になっている編集者・館山から仕事の依頼が舞い込むことから展開していく。仕事の内容は、若い読者向けのウェブマガジンに掲載する読み切りで、テーマは“恋愛”。恋愛小説など書いたこともなく、純は断ろうとするが、「これが、ラストチャンス」と館山に押し切られる。締め切り間際になっても、一向に筆が進まず部屋の中で悩み続ける純。そこへ現れるのが、加藤演じる幼なじみの村田啓介。原作には登場しないオリジナルキャラクターで、恋愛小説が書けないと愚痴をこぼす純を励ましていく。優しい啓介との会話の中から、作家デビュー当時に、熱狂的なファンが、自分のゴミを持って帰ってしまった出来事を思い出す。その出来事から着想を得て、ようやく小説「インターセプト」(ドラマでは、原作「インターセプト」を純の妄想として映像化)を書き上げる。

桐山、加藤の他にも、編集者・館山を阪田マサノブ、純の妄想として映像化される「インターセプト」内に登場する孤高のマドンナ・中村安未果を足立梨花、中学校時代の純が付き合っていた同級生・赤津舞を南沢奈央、純の地元の漁師で彼が慕ってやまない根津爺を竜雷太と、豪華な出演者たちが脇を固める。

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