有村架純と高良健吾“泣けるラブストーリー”で「月9」初主演

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有村架純と高良健吾が、フジテレビ系で2016年1月スタートの月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(毎週月曜21:00)で主演することが決定。東京を舞台にした若者たちのラブストーリーがスタートする。

本作の脚本は『東京ラブストーリー』など、これまでに9本の月9ドラマを手がけ、近年は『mother』、『それでも、生きてゆく』、『最高の離婚』、『woman』など、話題のオリジナル作品を次々と生み出してきた坂元裕二が担当。『東京ラブストーリー』から25年、「これが自分にとって最後の月9ラブストーリー」と決意の強さを語る坂本が、2016年ならではの東京を舞台にした新たな恋物語を書き上げる。

有村が演じるのは、女手一つで育ててくれた母を幼い頃に失った後、引き取ってくれた養父母のもと北海道の田舎町で育てられた少女・音(おと)。いろいろなものをあきらめながらもけなげに明るく生きている。一方、高良が演じるのは、こちらも両親を早くに失い、大自然の中で暮らす祖父に育てられた青年・練(れん)。だまし取られた祖父の農地を取り返すお金を稼ぐために東京に出てきた練は、いつの日か祖父と暮らせる日が来ることを夢見て、しかし夢からは程遠い厳しい現実の中、東京で生きている。この二人が、北海道で劇的な出会いを果たし、共に東京へ向かって走り出すところから物語は広がっていく。

本作への出演について有村は、「月9ということを意識しすぎず、とにかく作品を大事にしたいです。愛情をもって取り組めたら」と語り、高良も「見ている方たちのパワーになるような、いい時間になれば良いなと思います。それができるのが月9だと思う」とコメント。そして、有村と高良は、それぞれ兵庫と熊本から上京してきたということもあり、音と練に強く共感する部分もあるという。上京したての当時を振り返り有村は「夢をたくさんもって上京しましたが、親も友達も関西なので、ひとりぼっちなんだなと。いてほしいときに人がいないという感覚がすごく寂しかった」と語り、高良も「空気が汚い、人混みが嫌だ、と最初は一人で生きていく覚悟もないから人のせいにばっかりしていました」と振り返る。

また、物語の印象を聞くと、有村は「世の中って理不尽なことばかりだと思いますけど、それでも前向きにひたむきに生きている姿というのは台本を読んでも涙が出そうなほどぐっとくるものがありました」と語り、高良も「自分のいる場所が自分のいるべき場所じゃないと思っている人はたくさんいる。夢がかなわないと思っている人もきっといると思う。押しつけるのではなく、自分が立っている場所で一生懸命に生きている音や練のような人たちの人生を見て、何かを感じてくれたら」と作品をアピールした。

ドラマは13日にクランクインしており、数日後には、二人の出会いのシーンを撮影するために北海道ロケが行われる予定。村瀬健プロデューサーは「これぞラブストーリーといえる、若い人たちはもちろん、大人もハマるラブストーリーの誕生にご期待ください」と意気込んでいる。

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