西島秀俊「素に近い自分が出ている」主演ドラマ『無痛』をアピール

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俳優の西島秀俊が1日、フジテレビ系で10月7日(水)よりスタートする新ドラマ『無痛~診える眼~』(毎週水曜22:00、初回18分拡大21:57~)の制作発表会見に、伊藤淳史、石橋杏奈、中村蒼、浜辺美波、浅田美代子、伊藤英明ら共演者と共に出席。「素に近い自分が出ている」とドラマの見どころを語った。

本作は、久坂部羊による原作『無痛』(幻冬舎刊)をもとに、オリジナルストーリーを加えて描く1話完結型の事件解決物語。人を外側から見るだけで、その人の健康状態や病気の進行状況、ひいては犯因症(犯罪に手を出す徴候)を読み取ることができる特殊な能力を持つ開業医・為頼英介(西島秀俊)が、刑事の早瀬順一郎(伊藤淳史)と出会い、気乗りしないながらも事件解決を手伝うことになっていく。ヒロインの石橋杏奈、初の金髪姿を披露する浜辺美波、スキンヘッド姿を披露する中村蒼、為頼診療所の看護師で為頼の義姉を演じる浅田美代子、そして、為頼の宿命のライバルで白神メディカルセンターの院長役を演じる伊藤英明らが脇を固める。

西島は、今回の為頼という役について「佐藤監督から“普段会って、ぼんやりと笑っているキミの姿をそのままドラマで見せたい”」と言われたことを明かし、このところシリアスな役柄が続いていたことにも触れ「気を抜くと眉間にしわが寄って怖い顔になって、“犯因症が出てるよ!”と監督に注意されています(笑)」と撮影エピソードを披露した。

そして、伊藤淳史は、そんなシリアスな演技が要求された「海猿」と「ダブルフェイス」で西島と共演。伊藤淳史は「僕、どちらの作品でも死んでるんですよ。今回は今のところ4話まで台本が出来ているのですが、生きています」と笑顔。これまでに見せてきたキャラクターとはひと味違った強い警察官を演じることについては「僕は柔道黒帯なんだという強い気持ちを持って現場に挑んでいます。でも、今のところ黒帯感のある強さは見せていません」と言って会場を和ませていた。

今回がゴールデン帯の連ドラ初ヒロインとなる石橋は「何回も本番で間違えてしまい、西島さんに“何回もすいません……”と謝ったら、西島さんは“さっき僕も監督に犯因症が出てると言われていたしごめんね”と言ってくださって、とても気が楽になりました」とコメント。白神メディカルセンターの清掃係を演じる中村は、初のスキンヘッド姿に挑戦。「原作を見ても必要な部分だと感じて、覚悟を決めました」と意気込みを語り「撮影に入る前に自分で剃るのですが、最初は切なかったですが、クランクインしてからは髭を剃る延長戦で剃っています」と話した。そして、金髪姿を披露した浜辺は「鏡を見て笑っちゃう時もあったけど慣れちゃいました」と笑顔を見せ「今回はめんまとは全然違う役柄ですが、精一杯演じさせていただきます」と話した。

また、浅田は「男っぽいドラマでもあるので、なるべく生活感を出したい」と語り、西島について「ニヒルでクールなイメージで少し怖いのかなと思っていたのですが、現場では、お昼の前になると“お腹すいたー!”って、子どもみたいな一面があるんです。診療所のシーンではそういう表情が見られると思う」と見どころをアピール。伊藤英明は「ドラマで当たると言われている医療モノでもあるし、刑事モノでもある盛りだくさんの内容になっています。西島さんはどんな役をやっても存在感を出してくる。普段も格好良いので、ちょっと良いところを盗んでいきたい」と語った。

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