「モンスターハンター」初のアニメ化、カプコン辻本「世界観や話の奥深さをアニメで実現」

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フジテレビは、2016年よりデイタイム(6:00~19:00)に新たなアニメ枠を設置することを発表。その第1弾タイトルとして、カプコンの人気ゲームシリーズ『モンスターハンター』をアニメ化することがわかった。フジテレビのデイタイムにアニメ枠が新設されるのは、2006年10月1日から放送枠を移動して現在も放送している『ワンピース』(毎週日曜9:30)以来10年ぶりとなる。

新たにスタートするアニメは『モンスターハンター ストーリーズ』(仮)。同じく2016年に発売される、大ヒット家庭用ゲーム「モンスターハンター」シリーズの最新作「モンスターハンター ストーリーズ」が原作。シリーズ史上初のアニメ化となる。

「モンスターハンター」のプロデュースを務めるカプコンの辻本良三は、これまで「モンスターハンター」のアニメ化の話は多くあったと言い、初のアニメ化を決めたのは「モンスターハンターも昨年10周年を迎え、世代のギャップが生まれる前に、より幅広い年齢層の方にモンスターハンターの世界を感じてもらえる展開もしたいと考えていて、RPGというジャンルのモンハンを作ることとアニメ化を決心しました」と明かし、「ゲームでは表現しきれない世界観や話の奥深さを、アニメで実現できれば、と考えています」とアニメ化に期待。「幅広い層に向けたアニメ化に高い実績のあるフジテレビさんに期待しています。また、フジテレビさん独自のオリジナリティーも生かしていただきたいと思っています」と語っている。

「モンスターハンター」は、巨大なモンスターが存在する架空の世界が舞台のアクションゲーム。ユーザーはモンスターを狩ることを生業としている“ハンター”を操り、雄大な自然の中、多種多様のモンスターに立ち向かっていく超人気ゲームシリーズだ。「モンスターハンター ストーリーズ」は、初のRPGで、モンスターを狩る“ハンター”とは対極の、モンスターと絆を結び共に生きる“ライダー”が主人公。主人公はモンスターや仲間とともに世界中を冒険し、様々な敵や謎に立ち向かっていく。

アニメでは、キャラクターの心情や背景、関係、そして世界観を物語として立体的に構築。主人公がモンスターや仲間に出会い絆をつくり上げていく様子や、敵として現れるモンスターとのバトル、世界の謎や脅威に立ち向かっていく姿を通して、親子で楽しめる友情、冒険、感動を描いていく。

フジテレビアニメ開発部部長の松崎容子は「この作品をデイタイムにアニメの新枠として編成することに決めたのは、子どもたちに安心して見てもらいたい、親子で楽しんでもらいたいと考えたから」と狙いを語り、アニメのプロデュースを務める岡安由夏は「本作は、『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』『ワンピース』に続く、国民的アニメとなるポテンシャルを持っている作品」と述べ、「冒険へ旅立つドキドキ、仲間と出会うワクワク。家族で安心して見ることができて、同じ気持ちで楽しめるアニメとして制作中ですので、ぜひご期待ください!」とメッセージを寄せている。

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