浜辺美波、初の金髪に「笑っちゃいました」精神障害を抱える難役に挑戦

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女優の浜辺美波が、フジテレビ系で10月7日にスタートする新ドラマ『無痛~診える眼~』(毎週水曜22:00)に出演。その役作りのために、生まれて初めて金髪に髪を染め上げ、「最初に自分自身の姿を見たときには、すごくびっくりして、なんだか笑っちゃいました」と感想を語った。

浜辺は、NHK朝の連続ドラマ『まれ』にも出演し、21日に放送されるフジテレビ系スペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。』にヒロイン・本間芽衣子(めんま)役として出演するなど、清純なイメージと確かな演技力で注目を集めている若手女優だ。

本作は、人間を外側から見て、医学的徴候の診断だけで、その人間の健康状態や病気の進行状況、ひいては犯罪の徴候を読み取ることができる主人公の開業医・為頼英介(西島秀俊)が、ある事件を未然に防いだことをきっかけに、刑事の早瀬順一郎(伊藤淳史)から頼られるようになり、気乗りしないながらも、事件解決を手伝うことになっていく。浜辺は、鬱や強迫性障害を抱え、全話を通して描かれる教師一家殺害事件の容疑者・南サトミという、重要かつ、難しい役どころを演じる。

初めてのカラーリングを終えた浜辺は「緊張していたんですけど、金髪に染めているときも、聞いていたようにはヒリヒリしなかったので、染めた後のことが不安ではあったんですが、大丈夫でした」とコメント。これまでのイメージを覆す今回の役どころについては「めんまも、今回演じる南サトミもすごく個性的なので、演じ分ける、という意味では、わかりやすいかと思いますが、どちらも複雑な人物なので、演じるのは難しいだろうなと思っています」と語り、サトミについては「鬱を抱えた役どころで、(物語の最初のうちは)直接会話したりせず、目だけでのお芝居になると聞きました」「殻は固いと思うんですけど、殻が固い分、壊れやすい、もろい人だと思います。ガードは固いけど、壊れやすい、そんなキャラクターに気を付けて演じられたら、と思っています」と意気込みを話している。

キャスティングを担当した貸川聡子プロデューサー(共同テレビ)は「役柄としてとても難しく、かつこのドラマを象徴する存在の一人でもあるので、とにかく何の色もついていない、新鮮な女優さんを探していました。オーディションで浜辺さんと出会い、かわいらしい外見の奥に秘めた強さと弱さのアンバランスさをとても魅力的に感じ、サトミのイメージが膨らみました」と語り、浜辺の演技に期待を寄せている。

また、浜辺のほかにも共演者が発表され、為頼のよき理解者であり、義理の姉でもある井上和枝役に浅田美代子。為頼の医者としての師でもあり、今は患者の久留米実役に津嘉山正種の出演が決定している。

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