ユニゾン・斎藤宏介「余韻を加速させたい」マイケル・ベイ制作ドラマ『ザ・ラストシップ』ED曲を語る

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「トランスフォーマー」「アルマゲドン」など、ハリウッドのアクション超大作を手がけるマイケル・ベイが製作総指揮を務めるドラマ『ザ・ラストシップ』が、BSフジにて10月12日(月)23時より放送スタート。このほど、フジテレビマルチシアターで先行試写会&舞台あいさつが行われ、日本版エンディングテーマ「パンデミックサドンデス」を歌うロックバンドUNISON SQUARE GARDENのボーカル斎藤宏介が、楽曲への思いを語った。

ウィリアム・ブリンクリーのベストセラー小説「The Last Ship」を映像化する本作。2014年のケーブル局新作ドラマ視聴率No.1を獲得し、2015年6月よりシーズン2の放送を開始。すでにシーズン3の制作も決定している。物語は、全人類が絶滅するほどの猛威をふるう伝染病が全世界に広まったところからドラマは始まり、合衆国海軍駆逐艦ネイサン・ジェームズの艦長・トム・チャンドラー(声:神尾佑)を中心に、世界を救うために動き出した海軍の活躍が描かれる。

ドラマの3話までを見て楽曲制作したという楽曲について斉藤は「自分にとって嫌なこととか嫌いなことに振り回されて、自分が自分でなくなってしまうことへの脅威を描いた」とテーマを語り、「ドラマの持っているスケールの大きさ、ハラハラ、余韻を加速させられるように、バンドの持っている疾走感でドラマの魅力を増幅したいと思いました。気をつけたのはイントロのフレーズ。“バンッ!”って始まる瞬間に余韻が爆発するような、バンドサウンドならではのたぎる感じを意識しました」と話している。

また、舞台あいさつには声を吹き込む神尾佑、藤本喜久子、山野井仁、安原義人も出席。普段、俳優として活躍する神尾は、本作の魅力について「テレビドラマの枠を超えたスケール感。駆逐艦にミサイルが撃ち込まれたり、ヘリが撃たれたり、大作映画のような映像に度肝を抜かれた」と語り、声優業について「あらかじめ別の俳優さんがやった芝居に対して、呼吸や感情など、すべてを一体化させていくのは本当に難しい。それに、台本を見ながらやるので、喋るというより読んでしまいがちになる。さらに、いかにその人物が日本語をしゃべっているようにするかも大変です」とコメント。

そして、レイチェル・スコット博士役を演じる藤本は「細菌学者なので、医薬品の名前や医療の専門用語が出てきて、それをちゃんと言えるようにするのが大変」と語り、マイク・スラッタリー中佐を演じる山野井は「元自衛官の方が監修に付いて、翻訳の方もこちらに詳しい方で、そんな方たちが議論を戦わせて制作しているので、その辺のこだわりも楽しんでいただけたら」とアピール。そんな中、テックス・ノーラン役を演じる安原は「専門用語はないし、僕自身、役作りをしないタイプなので楽しくやらせていただいています。私は肩の力を抜くことしか出来ない。肩に力を入れるやり方がわからない。軍人みたいな役はだいたい私のところに来ないですから(笑)」と自由な空気を醸し出していた。

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