試合を数値化が面白い!「バレーボール」観戦の新たな楽しみ方

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2016年のリオ五輪出場権獲得を目指して開催中の『FIVBワールドカップバレーボール2015』。フジテレビでは、地上波の日本戦生中継に加え、BS/CS放送やインターネットを使った全132試合の中継、会場の声援や視聴者の盛り上がり具合を数値化し、ビジュアルとして視聴者に伝える新システムを導入。また、大会特設サイト「Digital Second Court」では、精緻なプレイデータをリアルタイムで伝えるなど、さまざまなデータを駆使したバレーボール観戦の楽しみ方を提案している。

フジテレビは今回、試合会場と視聴者の盛り上がり具合を可視化する新システム「VOICE(=Visualization Of Internet and Court Emotion)」をヤマキ電気の協力のもと開発。「ナイスプレイ投票」と題して、試合会場での歓声の大きさを数値化したデータと、視聴者が試合中に「ナイスプレイ」と感じた瞬間に、スマホ・PCサイトおよびデータ放送の「ナイスプレイ!」ボタンを連打した集計結果を独自のアルゴリズムで掛け合わせ、その試合の盛り上がり度合いを即時にグラフで可視化。各セット終了後には、セット内で最も盛り上がったシーンの動画クリップ(30秒程度)を生成。公式サイトやSNS、LINE上に即時配信し、拡散を呼びかける企画を実施している。この企画の参加者の中から、抽選で毎試合10名にクオカード(1万円)がプレゼントされる。

そして「Digital Second Court」では、試合の「得点推移」やチームと選手の「アタック成功率」「サーブ効果率」「トス本数」「レシーブ成功率」「サーブレシーブ成功率」「ブロックポイント」などのプレイデータのリアルタイム配信を実施。アタックやサーブを狙った位置や、トスを受けた選手の内訳なども表示し、試合の流れやプレイデータからその試合の両チームの戦略を読み解くことが出来る。

例えば、全日本女子が3-0で快勝したキューバとの第3戦。“サーブ”に焦点を当てると、サーブ効果率(日本:キューバ=15.4%:5.8%)、サーブレシーブ効果率(同=80.0%:62.9%)となっており、日本はキューバをサーブで崩して主導権を握ったことや、得点源であるマティエンソ選手をサーブで狙うことでキューバのオフェンスを崩したことなどがわかる。

そのほかにも、さまざまなプレイのデータをリアルタイムで見ていくことで、これまで見ることができなかった角度からバレーボールを楽しむことが出来る。

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