谷花音ら“超平和バスターズ”幼少期のキャスティングが決定。監督、プロデューサーが魅力を語る

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フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”で放送され、「大人も泣けるアニメ」として大人気を博し、このほど実写ドラマ化される『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の放送日時が決定。9月21日(月)21時から23時18分に放送されることがわかった。さらに、メインキャラクター6人の幼少期のキャスティングも発表された。

物語の舞台は秩父。小学生の仲良し6人組“超平和バスターズ”のリーダー的存在の宿海仁太(あだ名=じんたん 演:村上虹郎)、笑顔を絶やさない柔和な本間芽衣子(あだ名=めんま 演:浜辺美波)、怜悧な秀才タイプの松雪集(あだ名=ゆきあつ 演:志尊淳)、引っ込み思案な安城鳴子(あだ名=あなる 演:松井愛莉)、しっかり者のまとめ役、鶴見知利子(あだ名=つるこ 演:飯豊まりえ)、無邪気な皆の弟分、久川鉄道(あだ名=ぽっぽ 演:高畑裕太)は、いつものように遊んでいたが、あることをきっかけにめんまの事故死へと繋がり、それが原因で彼らの絆は決裂してしまう。

それから7年。高校に入学したものの、家に引きこもってしまったじんたんの前に、少し成長しためんまの幽霊が現れた。めんまは、生きている時にかなえられなかった“ある願い”が心残りで現れたが、どんな願いなのかは思い出せないという。“めんま”の願いをかなえるため、それぞれの思いを抱えながらも再び集まった「超平和バスターズ」の6人。あの日を境にバラバラになってしまった絆を再び蘇らせ、失われた笑顔を取り戻すことができるのだろうか。そして、めんまの願いを叶えることはできるのか。青年たちの一夏の成長が描かれる青春物語だ。

そんな“超平和バスターズ”を描く上で鍵を握る、幼少期を演じる子役たちがついに発表された。じんたん役に南出凌嘉、めんま役に谷花音、ゆきあつ役に佐藤瑠生亮、あなる役に吉岡千波、つるこ役に市原伽恋、ぽっぽ役に高橋幸聖。約2ヶ月半にわたり全国でオーディションを行った末に集められた今回のキャスティングについて、プロデューサーの浅野澄美は「子ども時代がドラマの核になるので、アニメのキャラクターにとことんこだわりました」と語り「1カ月にわたる厳しいリハーサルの中で、育まれた本物の友情は、画面からもきっと伝わると思います。冒頭、秩父の満開のポピー畑で、かくれんぼしている彼らのシーンでドラマはスタートします。是非、楽しみにしていてください」と自信のほどを語っている。

そんな子役の中で特に注目なのが、浅野プロデューサーと西浦正記監督が「天才子役」と評する谷だ。谷は今年で芸歴7年。2011年に同局で放送された連続ドラマ『名前をなくした女神』では、天使のような笑みで視聴者を魅了しながら、悪魔のような顔で同級生を陥れ、遂には母親からネグレクトを受けることになり視聴者の涙をさそった。西浦は「大人顔負けの繊細な表現力が素晴らしかった。あの日見た笑顔の輝きは、作品にみずみずしさを与えてくれました」と絶賛している。

熱い視線が注がれる谷は「アニメのキャラクターを演じるのは初めてだったので、最初は緊張もして、プレッシャーもあったんですけど、自分らしいめんまを演じるよう心がけました」と語り、「自分の中では不安に思っていたお芝居のシーンもあったんですが、監督とプロデューサーさんにこんなにほめてもらえて、とってもうれしいですし、たくさんの人にこのドラマを見ていただけたら、本当にうれしいです」とコメント。さらに「超平和バスターズの仲間たちと、撮影が終わった今でも仲良しでいられることが、すごくうれしいです」と笑顔を見せている。

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