ピース又吉、幽霊からの反撃に「すいません」『ほん怖』でホラー初挑戦

公開: 更新:

芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が、フジテレビ系で8月29日(土)21時から放送する土曜プレミアム『ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015』で、受賞後初のドラマ出演することが決定。今回の出演について「怖いものもあったり、あったかいものもあったりで好きだったので、この話が決まってうれしかったです」と喜びを語った。

『ほんとにあった怖い話』(以下、『ほん怖』)は、SMAPの稲垣吾郎をナビゲーターに、日本中から届いた本当に起きた心霊現象や不思議な体験を忠実にドラマで再現。1999年に放送スタートして以来、フジテレビの夏の風物詩となっている。今回、又吉が出演するのは「つきあたりの家族」の一篇。アパートで同じフロアに住む家族の秘密を描き、日常に潜む不可思議で怖い体験が描かれる。

ホラー作品初出演となる又吉だが、自身に心霊体験があるか尋ねると「金縛りくらいは遭ったこともあるんですけど、もともと人間やったタイプの霊に対しては自分から話しかけるタイプですね」と回答。「気持ちはわかるけど、俺関係ないし、やってること人間やったら犯罪行為ですよ。あなたが何で苦しんでいるのか知らんけど、こうやって関係ない人を精神的に追い込んだりするのは、暴力と一緒やから考え方を改めた方がいいんじゃないですか? みたいな感じでとうとうと話すって決めた」と、恐怖感に打ち勝つための独自の対処法を告白した。

しかし、この話をライブでした際に、先輩芸人から「そういうの、あんまり言わん方がええぞ」と言われ、さらに家で寝ていて金縛りに遭ったときに「“はい、来ました~”と思って、おちょくって話しかけたりしていたら、本当に呼吸できひんぐらいに苦しくなって。“あ、すいませんでした”って謝ったら楽になったこともありました」と、思わぬ霊の反撃に遭ったというエピソードを披露。それ以来、幽霊との対話はやめることにしたという。

そして、出演する『ほん怖』について「季節的にも最高ですし、やっぱり怖い話を見て涼むっていうのもいいですね。不思議な話は家族で見ても、ひとりで見てもどこかワクワクするような魅力がありますから期待して見ていただきたいと思います」と視聴者に向けてアピール。さらに、芥川賞を受賞したばかりの又吉に、ホラー作品執筆について聞くと「ホラーは特殊な技術がいるということは聞いていて、そう簡単に書けるものではないこともわかってるんですけど、怖いものは割と好きなので、一回書いてみたいですね」と意欲をにじませた。

PICK UP