バンジージャンプ初心者にオススメ!「お台場夢大陸」で度胸だめし

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フジテレビの夏イベント「お台場夢大陸 ドリームメガナツマツリ」が、7月18日から8月31日までの45日間にわたり、東京・お台場地区で開催している。このほど、プレス内覧会が行われ、会場内に設置されたバンジージャンプに挑戦する機会を得たので、体験レポートをお届けする。

「お台場夢大陸」のテーマは「夏祭り」。フジテレビ本社屋とその周辺には「ワンピース」や「HERO」、「逃走中・戦闘中」など、多数のフジテレビ人気番組とのコラボレーションブースが建ち並ぶ。そして、屋外の「オマツリランド」には、有名アーティストが連日出演する「めざましライブ」や番組とコラボしたスペシャルイベント、夜のイルミネーションが魅力の夢やぐら、2000㎡を超えるアクアガーデン、空中を泳ぐ魚などが目を楽しませてくれるアクアリウム、ゾンビに扮したダンサーが繰り広げるフラッシュモブなど、さまざまなアトラクションを設置。さらに、「食べログ」で4.0ポイント以上を獲得している名店が軒を連ねる「グルメ大陸」など、五感を刺激するさまざまなコンテンツで訪れる人々を楽しませてくれる。

そんな中、オマツリランドのシンボルタワーとしてそびえ立つのが、高さ20mのバンジージャンプ台。プレス内覧会の参加者の中から3名が体験できるということだったので、せっかくの機会なので挑戦することに。筆者は過去、旅行で訪れたマカオタワーにある世界最高の商業用バンジージャンプ台(高さ233m ※商業用としてはギネス世界記録)を目の前に(はじめからやる気はなかったが)怖すぎて挑戦できなかった経験がある。そのときは、ハーネスをつけてバンジージャンプ台と同じ高さの部分を歩く“スカイウォーク”というアトラクションに挑戦したが、非常に怖かった。今回のバンジージャンプ台とは次元の違う高さなので、比較対象として正しいのかは疑問の残るところだが、高いところがすごく苦手とは言わないまでも、決して得意なタイプではない。そんな、バンジージャンプ初心者の筆者の感想を正直に記していく。

まず、バンジージャンプの受付では、注意事項を確認の上、同意書に署名する。そして、バンジージャンプの装備品を決めるため専用体重計で重さを量り、係員に肩と脚、腰を固定するハーネスを装着してもらい準備は完了。自分の順番が来るまでしばし待機となった。待機中は、一緒に内覧会をまわっていた方と会話をしたり、ほかのバンジー挑戦者の姿を見たりして過ごしたが、この時点では特に緊張感はない。しばらく時間が経過し、自分の順番が近づくと、係員に「こちらを登ってください」と案内され、いよいよバンジージャンプ台の頂上を目指すことに。

ビルの7階程度の高さがあるこの台は、全体が編み目で作られており、当然ながら下は透けて見える。また、下から見ていると「まぁまぁ高い」程度に思っていたが、いざジャンプ台の高さまでくると「思ったよりもだいぶ高い」というのが正直な印象だ。以前、マカオで感じた「これはヤバイ」というほどではないが、そのときの経験がなかったらもっと緊張したかもしれない。ただ「お台場夢大陸」の全体を見渡せるバンジージャンプ台からの景色は、ここだけのものなので必見だ。バンジーに挑戦する際には、是非、楽しんでいただきたい。

目の前に広がる景色を楽しみ、地上にいる友人の記者などに手を振っていると、ついに自分の順番に。ジャンプ台となっている突起した場所に数歩進むと、係員によってハーネスとワイヤーが連結され「両手を首の後ろで組み、膝を曲げずに、軽くお辞儀するような姿勢でそのまま前に倒れていってください」と、飛び方や飛ぶタイミングのレクチャーを受ける。いよいよすべての準備が整うと「つま先が出るくらいまで来てください」と係員に言われ、ギリギリのところに立つ。すると、これまで見えていたジャンプ台の編み目が視界から取り払われ、青い空とお台場の景色だけが広がる。ここまで来るとさすがにグッと緊張感が増し、さらに係員に「大丈夫だったら手を離してください」と声を変えられ「大丈夫です!」と言って手を離すと、さらなる恐怖感が全身を包み込んでいく。

しかし、恐怖をマジマジと感じる暇も、高さに慣れることもなく、スピーカーから「3、2、1」とカウントダウンがスタート。ゼロのタイミングで鳴り響く「バンジー」の声に合わせて、お辞儀をするように倒れこんでいく。すると、地面に置かれた安全マットの姿は徐々に大きくなっていき、自由落下が始まると自分の体の向きがどうなっているのかわからなくなり、景色は一瞬にしてグルグルとまわり始める。そして、強い風を感じた頃には固定されたワイヤーが伸びる感触がハーネスから伝わり、気がつけばワイヤーが伸縮し、再び体は空へと押し上げられる。その頃には安堵感が訪れ、両腕を伸ばし、体を起こして地上で見守る友人に手を振る余裕が生まれる。そのあとは景色を楽しみながら安全マットの上にゆっくりと降ろされ、初めてのバンジージャンプ体験を無事に終えた。

バンジージャンプに慣れた人にはもしかしたら物足りない高さなのかもしれないが、一緒に内覧会をまわっていた取材陣の中には「絶対に無理」「やる意味がわからない」と言っていた人がいたことを考えると、バンジージャンプ初心者には程よい高さと言えるだろう。個人的には、再びマカオタワーに行くことがあればギネス記録に挑戦したいと思わせてくれる経験となった。カウントダウンが始まってから、落ち着くまでわずか十数秒。バンジージャンプに興味がある方や度胸だめしをしたい方は、この夏休みに「お台場夢大陸」に足を運んではいかがだろうか。