北川景子&川口春奈、ハードアクションに「いつもこんな格好」『探偵の探偵』今夜スタート

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フジテレビ系列で、7月9日(木)より初回15分拡大放送でスタートする新ドラマ『探偵の探偵』(毎週木曜22:00~)主演の北川景子と共演の川口春奈が、それぞれ取材に応じ、ドラマにかける思いや撮影現場でのエピソードを語ってくれた。

本作は、人気作家・松岡圭祐の最新シリーズ『探偵の探偵』が原作。“探偵を追う探偵”という異色の設定とアクションシーンが魅力のサスペンスだ。北川が演じる探偵の紗崎玲奈は、実妹の死にまつわる残酷な過去をきっかけに「探偵のすべてを知りたい、でも探偵にはなりたくない」という思いを持ちながら、調査会社スマ・リサーチ社に新設された悪徳探偵業者を調査・追及する“対探偵課”で調査員として働いている。川口は、玲奈とバディを組む峰森琴葉役を演じる。北川と川口のほか、三浦貴大、DEAN FUJIOKA、ユースケ・サンタマリア、高岡早紀、井浦新らが出演する。

この作品では、アクションシーンが大きな見どころになるということで、北川は撮影に入る1ヶ月ほど前からトレーニングを開始。北川は「練習で積み重ねてきたことを本番に合わせて調整することができて、すごく達成感がある」と話し、「私生活でこんなに暴力的になることはないので、どこまでやって良いのか最初わかりませんでした。だけど、相手のことが可哀想という気持ちを捨てて、今は振り切って、躊躇わずにいけています。女の人がパンチとかすると可愛らしくなりがちですが、玲奈の場合は全部捨身になって、全身全霊でぶつかっていく」とアクション撮影にかける思いを語った。そして、玲奈の内面については「妹を失ったことで、嬉しいという感情や笑顔といったポジティブなものを失ってしまいました」と語り「普通じゃない雰囲気を常に持たせるため、無駄な動作はしないことを心がけています」と話した。さらに「役の解釈もうまくいき精神面では問題ないと思っています。アクションについても、撮影前はヘナチョコに見えると思いましたが、トレーニングを積んで、サンドバッグを殴るシーンをモニターでチェックしたときに、大丈夫だと思いました。今は完全に仕上がっています」と大きな自信を見せた。

一方の川口は、本作について「すごくハードでシリアスですが、ただアクションをやって事件を解決していくだけの物語ではなく、ある意味ではヒューマンドラマだと思っています。玲奈のことは強いなと思うし、可哀想とも思う。そんな彼女が、琴葉と出会うことで考え方や人生観が変わっていくので、そこの二人の関係性にはぜひ注目していただきたいです」とコメント。そして、演じる琴葉については「気持ちが一番揺れているキャラクターです」と述べ、「探偵という仕事を続けていて良いのかという気持ちや、玲奈のことを信頼し始めて一緒に進んでいこうという気持ち。さまざまな過去を知り、やるせなくなっていく気持ちなど、いろんな感情にすごいスピードで揺れ動かされていきます」と役どころを紹介した。

また、撮影現場の二人の関係を聞くと、北川は「本番ギリギリまでふざけているけど、オンオフがはっきりしていてやりやすい」と話し、川口は「玲奈と琴葉は姉妹のような関係性が描かれていて、私も北川さんのことを姉のように慕っているし、北川さんにも可愛がって貰えていると思います。この前も二人で“何も相談していないのにやりやすいよね”と話していましたし、とてもフィーリングがあいます」と、良いコンビであることを強調。二人のアクションシーンもふんだんにあるとのことで、北川と川口が、泥だらけな上に血まみれになり、服も破れているような状況で「私たちいつもこんな格好になってるよね(笑)」と話し合うなど、激しいアクションシーンに挑みながらも、撮影を楽しんでいる様子をうかがわせた。

北川は「その爽快感、苦しい状況に追いやれてもあきらめない姿、アクションなど、原作ファンの方が気にしているところはしっかりと表現し、物語的にも視覚的にも必ず楽しめます。挑戦的で実験的な作品で、見慣れない雰囲気が癖になって、絶対最終話まで飽きさせない作品になっています」と作品への大きな手応えを語っている。

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