AKIRA「ギラギラさせたい」主演ドラマ『HEAT』が今夜スタート

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AKIRA主演のドラマ『HEAT』(関西テレビ・フジテレビ系、毎週火曜22時)が、7月7日21時より初回2時間スペシャルでスタートする。AKIRAがドラマへの思いを語った。

このドラマは、不動産会社で都市開発を手掛ける池上タツヤ(AKIRA)が、都市開発プロジェクトの候補地として、東京の西南部に位置する地方都市・幸多市に目をつけ、用地買収のため、地権者の情報を手に入れるために素性を隠して幸多市の消防団第十一分団に入団。そこで、安住咲良(栗山千明)をはじめとした個性豊かな消防団員たちや消防士・合田篤志(佐藤隆太)と出会う。成果主義の不動産会社で成り上がってきたタツヤにとって、消防団の活動は理解できないことばかり。しかもこの消防団は地域の人からあることを理由に「ショボショボ団」と馬鹿にされ、人員減に悩まされている。最初は咲良たちを見下すタツヤだが、懸命に地域住民のために活動する消防団に接し、またライバル視する合田と共に災害に直面する中で、「自分の利益が第一」という信念が少しずつ揺らぎ、「人を守る喜び」を知っていく。

AKIRAは、消防団というテーマについて「最初は消防団と聞いて“ん?”と思ったのが正直な気持ちでした」と語り「消防士はよく聞きますが、消防団は身近にありながらあまり意識しておらず、どんな物語になるのだろうと思いました。改めて調べると、全国に消防士は約16万人いるのに対して、消防団は87万人いる。自分たちの地域を自分たちで守る青年団みたいなもので、すごくなじみのあるものでした」とコメント。さらに「消防士はいろいろな専門技術を持ち、大きな災害に立ち向かっていくスーパーヒーローとして、ドラマや映画にもなっています。一方の消防団は、その消防士を支える側で、彼らが現場に到着するまでの下準備などをしています。今回、そういう人々にフォーカスがあてられているのはとても魅力的で、自分たちの地域や大切な人たちを、自分の手で守れる。すごく身近なヒーローの姿が描かれると思う」と、改めて感じた消防団のドラマの印象を語っている。

そして、AKIRAが演じるタツヤについては「成果主義の嫌なヤツに思われるかもしれない」と語りつつも「自分が仕事をするために他の人の邪魔をしたり蹴落としたりするのではなくて、そこには情熱や仕事の正義を持っている。自分の仕事のやり方や生き方にプライドを持って生きている男です」と紹介。「やっていて逆に人間らしいと思います。そういう世界で生きて、自分自身との戦いで、自分を成長させてきた。嫌な奴に描かれがちですが、逆に現実味があるので思い切ってやれます。ギラギラさせたい」と役への思いを語っている。

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