小泉今日子&小日向文世がじんたんの両親!実写版『あの花』大人キャストが決定

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フジテレビ系で9月21日(月)21時から放送するスペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』に、小泉今日子、小日向文世、吉田羊、上地雄輔、リリー・フランキー、火野正平の出演が決定した。

これまで、物語の中心人物の宿海仁太(あだ名=じんたん)役の村上虹郎や本間芽衣子(あだ名=めんま)役の浜辺美波ら、“超平和バスターズ”のキャスティングは発表されていたが、今回、じんたんの母・塔子と父・篤など、大人の登場人物たちのキャスティングが明らかになった。

小泉が演じる塔子は、物語ではすでに亡くなっており、入院している頃の回想シーンで登場。幼い超平和バスターズたちが度々お見舞いに訪れ、そこで交わされた会話の中に、物語の重要なカギが隠されている。そして、塔子亡き後、男手ひとつでじんたんを育ててきた父・篤を小日向が演じる。チャーミングで、息子の引きこもりをなじることもない寛容な人柄で、チャームポイントの帽子を被った小日向の笑顔は、きっとアニメファンも満足するに違いない。

小日向は「実はアニメは見ていないのですが、ドラマのお話をいただいた時に息子たちにタイトルを言ったら、『すごい! すごい!』と言うから、じゃあ、やりますって決めました(笑)」と語り、「今回は小泉さんの写真に向かって塔子さん、塔子さん、と優しく呼びかけている役です(笑)。僕は最近、腹黒い役が多かったので、久しぶりに穏やかに演じられて良かったです」とコメント。また、このドラマの魅力を「本当に仲の良かった6人の中で、大好きだった子が事故で死んでしまって。でも、高校生になってからフッと、その子が現れて、なのに自分だけが見えるという、なかなかありそうでない物語。そんなメルヘンチックな世界の中で、ちょっと切なくて、甘酸っぱい、心の中がキュンとなるような、何とも言えない思春期の独特さが見事に描かれていますよね」と語った。

そして、吉田が演じるのがめんまの母・洋子。アニメ『あの花』スタッフの最新作「心が叫びたがってるんだ。」で声優に初挑戦する吉田が、いまだ娘の死を受け入れきれず、部屋を片付けることにすら抵抗をしめす心の傷を持った母親の姿を表現する。そのほか、火野は花火師・十和田政吉役、上地はじんたんがバイトをする工事現場の作業員、そして、リリーは高校の美術部の顧問・藤吉謙一として登場する。

プロデューサーの浅野澄美は、今回のキャスティングに関して「若いキャストたちがのびのびとお芝居ができるように、彼らを見守る大人のキャストには、がっしりと土台を作っていただける方々を……と思っていたところ、本当に素敵な皆様に集まっていただくことができました」とコメントしている。

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