ピース又吉、「独特の空気感を表現」アニメ『乱歩奇譚』宣伝部長に就任

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お笑い芸人であり、文芸作家としても注目を集めているピースの又吉直樹が、フジテレビのアニメ枠“ノイタミナ”にて7月2日よりスタートするオリジナルTVアニメーション『乱歩奇譚 Game of Laplace』(毎週木曜24:55~)の第1話、第2話先行試写会に出席。ノイタミナ編集長の森彬俊と対談を行い、江戸川乱歩作品への思いや、アニメの見どころを語った。

上映後に行われたトークショーに森編集長が登場すると、レトロ感を意識したという「新しいアプローチの劇伴」と、今後、重要になって行くというコバヤシ少年の視点から見た場合と、その他のキャラクターの視点から見た場合で異なる「シルエットを使った人物の演出」、事件の答え合わせシーンで「自由な表現を行える思考空間」を用意したことなど、本作の3つのポイントを紹介。

そこへ、ドクロのマスクとマントを羽織った怪人二十面相のコスチュームで又吉が登場。江戸川乱歩の大ファンである又吉は、第1話・第2話でモチーフとなった原作の「人間椅子」について「気持ち悪さというか、耽美的で人間が椅子になってしまうという発想が面白い」と語り、又吉自身も以前に「人間椅子」をモチーフにしたコメディのショートフィルムを撮ったことがあることを明かした。

又吉にアニメを見た感想を聞くと「凄く面白かったです。原作ファンだけじゃなく、アニメを観た人が原作はどうなっているのだろうと興味をひかれる内容でした」とコメント。さらにアニメで描かれた映像について「江戸川乱歩ならではの独特の空気感などが表現されていました」と話した。

また、森編集長から『乱歩奇譚倶楽部』を設立することが発表され、又吉へ宣伝部長就任のオファーをすると、又吉は快諾。アニメについても「コバヤシ少年がどうなっていくのか、怪人二十面相がどう関わっていくのか楽しみ」と期待を寄せた。

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