おのののか、日本文化を学ぶ外国人に「ビールの注ぎ方を教えたい」

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日本で挑戦したいことがある外国人が、「日本文化の神髄」を学ぶために、その道を究めた日本人のもとで修行・体験する姿に密着する“日本再発見”ドキュメントバラエティの第2弾『異文化交流バラエティ ウェルカムJAPAN』が、仙台放送・フジテレビ系列にて6月7日(日)16時5分より放送。このほど、外国人の挑戦を見守った梅沢富美男、はるな愛、高橋茂雄(サバンナ)、おのののかが取材に応じた。

今回、挑戦するのは、大和撫子を目指すアメリカ出身のアリス、日本の職人に憧れるドイツ人のウーヴェ、和食の神髄を学びたいイタリア出身の料理人・ダニエレの3人。彼らのVTRを見た梅沢は、「修行というと“大変”という言葉がついて回りますが、そもそも、修行というのは大変なのが当たり前。それを乗り越えて初めて一人前になれると思う。本当はもっと厳しいと思うけど、この番組を見た若い人たちに、修行とはこういうものだとわかってもらえる、良い番組だと思いました」と、それぞれの挑戦を絶賛。

そして、外国人に教えたいことがあるかと聞くと、おのののかは「ビールの注ぎ方です」と答え、「いろんな種類のビールが世界中にあると思いますが、日本のビールの泡が好きです。それと、目の前の方のビールがなくなったら、すかさず注いであげるような日本ならではの姿を見せたい」と笑顔で語った。さらに梅沢に外国人を劇団に迎え入れるとしたら何を伝えたいかと聞くと、「板の上に立つということは日本も外国も一緒ですが、日本ならではの演劇文化があるということを教えたい。それと、外国の映画で日本人が出てくると、とんでもない日本の描かれ方をしていることがあるので、あれを見て日本だと思われたくない(笑)」と話した。

また、印象的だったエピソードを聞くと、はるなはアリスの修行をあげ、「旅館の仲居さんが、お作法やしきたり、おもてなしの心を教えてくれますが、すごく厳しいんですよ。でも、そんな中で、お家に呼んでお鍋を一緒に食べて距離を近づけてあげたりするのは素敵でした」と語り、高橋は「僕も京都出身ですが、出汁のことをわかっているつもりになっていました。カツオ出汁と昆布出汁をあわせた“うまみ爆発体験”をしたのですが、京都に生まれ育ちながら、これを知らなかったオカンにキレております(笑)」と話し、日本料理の奥深さを改めて感じたようだ。

アリスは、石川にある老舗の高級旅館でおもてなしの心を学ぶべく、ベテランの仲居さんについて、“お出迎え”“お茶出し”“夕食の準備”など、仲居の基礎を学んでいく。旅館ならではの立ち振る舞いや、慣れない敬語に四苦八苦するアリス。ついには、自信を失い涙が目からあふれる。そして、来日6年目のウーヴェは、昔からカツオの一本釣り漁が盛んな、沖縄の離島・伊良部島を訪れ、住み込みの漁師生活に挑む。沖縄らしいアットホームな歓迎を受け、寝たのも束の間、すぐに出港。船長からの最終課題はカツオを10匹釣ること。男らしくなりたいというウーヴェは、目標を達成することはできるのか……。

そして、現在、ロンドンの創作和食料理店で副料理長を務めているダニエレは、今年1月に京都で開催された、外国人の和食料理人が腕を競う大会で決勝に残った実力者。しかし、優勝には一歩及ばず、「自分に足りないもの」を見つけるために、ミシュラン三つ星の老舗料理店「菊乃井」の門を叩く。料理長に認めてもらうオリジナル料理作りを最終目標に、修行に取り組んでいく。

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