動画・コミック配信サービス「フジテレビオンデマンド」（以下、FOD）を運営するフジテレビと、オンライン動画サービス「Hulu」を運営するHJホールディングスは、各々の動画配信サービスにおいて、相互にコンテンツを調達・提供することに合意。本日29日より、各サービスにて動画配信がスタートした。

FODでは、フジテレビの放送番組に加え、映画、アニメ、フジテレビアナウンサーのオリジナル動画、コミックなど幅広いジャンルの作品を提供。Huluで配信されている海外ドラマの一部をFODでも配信することで、さらなるサービス向上を図る。FODで視聴可能となるのは、『ウォーキング・デッド』『ダ・ヴィンチと禁断の謎』など海外ドラマコンテンツ11作品で、FODの会員であれば誰でも見放題で視聴することが出来る。

一方のHuluは、サービス開始当初より、日本のテレビ局の作品を配信することがHuluのサービス充実に不可欠と考え、2012年4月以降テレビコンテンツをラインアップに追加。今回、フジテレビからコンテンツ提供がスタートしたことにより、在京6局のテレビコンテンツを視聴できることになった。フジテレビから提供されるのは『PSYCHO-PASS サイコパス』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『図書館戦争』『のだめカンタービレ』など、過去にフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送されたアニメ20作品となっている。

フジテレビのコンテンツデザイン部FOD事業執行責任者の野村和生は、「この1年、フジテレビの地上波番組以外のラインアップ充実にも力を入れ、少しでも使い心地の良いサービスの提供を目指して参りました。今回、海外ドラマが加わったことで、さらに多くの方々にFODでお楽しみいただける」と、Hulu CCO（チーフ・コンテンツ・オフィサー）の長澤一史は、「Huluに、在京6テレビ局のテレビコンテンツがいよいよ揃います。昨年より強化を図っている海外ドラマの国内最速配信や、今年4月より配信が始まったHuluのオリジナルコンテンツに加え、テレビ局コンテンツもさらに強化され、Huluのコンテンツ・ラインアップがさらに充実することを大変嬉しく思います」と、それぞれコメントしている。