高杉真宙「気持ちがあふれてくる」連ドラ初主演に意欲

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「仮面ライダー鎧武」の仮面ライダー龍玄/呉島光実役やP&G「ファブリーズ」のTVCM「熱血家族シリーズ」などに出演し注目を集める、若手イケメン俳優・高杉真宙さんが、6月1日より東海テレビ制作・フジテレビ系列でスタートする昼ドラ『明日(あした)もきっと、おいしいご飯 ~銀のスプーン~』(毎週月曜~金曜13:25~)で、連続ドラマ初主演を果たすことがわかった。本作は、人気漫画家・小沢真理による「銀のスプーン」(講談社)が原作で、高杉さんは、容姿端麗・成績優秀で、学校では「王子」「プリンス」と呼ばれている高校生・早川律を演じる。

物語は、律の母・恭子(富田靖子)の長期入院をきっかけに、律が母のレシピにならって弟・調(前田旺志郎)と妹・奏(田附未衣愛)のために料理をつくるようになるところからスタート。ところがある日、母・恭子と血がつながっていない養子だという事実を知り岐路に立たされる。さらに実母・真也(河井青葉)と実弟・路加(山口祐輝)に出会うが、実母が育児放棄(ネグレクト)気味であることに気付き、何とか救いたいという思いが芽生えていき……。律を中心に、早川家の温かな食卓が、やがて周りの人々をも包み込んでいく「優しさ200%、ドロドロ10%!?」のハートフルな物語だ。

ネクストブレイクが期待される高杉さんにインタビューを行い、“連ドラ初主演”の心境や演じる律への向き合い方、撮影現場の様子、さらには、俳優として過ごしたこの5年間についてなど、たっぷり語っていただいた。

――連続ドラマ初主演となりますが、この話を最初に聞いたときの心境を教えてください。

最初は緊張と不安が大きかったです。これまで主演されてきた方々もすごい方ばかりですし、自分も同じような立ち居振る舞いができるのか心配でしたが、僕なりにできることを頑張ろうと思いました。

――昼ドラにどんな印象を持っていましたか?

昼ドラと言えばドロドロした物語ですよね。でも今回は「優しさ200%、ドロドロ10%」がテーマの優しさがあふれる作品になっています。原作や台本を読んでも本当に心が温かくなる作品だと思いました。原作は少女漫画で恋愛要素もあるのですが、このドラマでは恋愛要素よりも家族愛を中心に描いています。どのキャラクターも優しさを持っている素敵な作品です。

――撮影はいかがですか?

いろいろな方々から「昼ドラは撮影がキツいよ」と聞いていたので、きっと大変なんだろうなと想像していました。でも、今のところ最大限に想像していたキツさではないので良かったです(笑)。ただ、河合青葉さん演じる真也のシーンの台詞量が本当にすごくて、それを見て「これが昼ドラなんだ」とイメージと合致しました。

――今後、高杉さんにもそういう大変なシーンが出てくるかもしれないですね。楽しみですか?

本当にすごかったので、もう少し慣れてからがいいです(笑)

――以前、取材させていただいた際に、「会話劇に挑みたい」とおっしゃっていたのですが、今回、まさに会話劇が繰り広げられます。実際にやっていかがですか?

大変です。会話で動いていくので当然台詞も多くなりますし、何気ない会話こそ、難しいということをこの作品で知りました。台詞として意識しすぎると何気なさがなくなってしまうし、逆にあまりにサラサラと言い過ぎてもいけないので難しいですね。

――台詞を覚えるのは得意ですか?

自分でもよく覚えられているなと思っています。主演ということでスケジュール表に書かれる出演シーンのマルの数がすごく多くて、「こんなにマルがある、すごいな……」って、まるで他人ごとみたいに思って見てしまいました(笑)。

――富田靖子さんが母親役ですが、一緒に演じていていかがですか?

深刻な告白のシーンでは富田さんが引っ張ってくださいました。一緒に演技をしていると、律としての気持ちがあふれてくるのを感じます。本当は自分でそれができないといけないのですが、本当に富田さんが母親役で良かったと思っています。その他にも、多くの先輩たちと一緒に演技をすることができて、とても勉強にもなりますし、本当に楽しいです。

――特に勉強になると思うことは何ですか?

出番がない時は、撮影を見学させていただいているのですが、役者のみなさんが、僕が想像する芝居とは違う演技をされているのを見ると「なるほど、あの台本をこんな風に演技するんだ」と感じています。それに、自分から演技をエスコートすることができれば本当は良いのですが、僕はまだまだ未熟者なので、それができるレベルではありません。いきなり短期間でそういうことができるようにはならないので、まずは現場に元気良く入って、空気を明るくするところから始めたいと思っています。

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