異色の国際派俳優DEAN FUJIOKA、日本の連ドラ初出演で北川景子との共演

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北川景子主演で7月にスタートする新ドラマ『探偵の探偵』(フジテレビ系列、毎週木曜22:00~)に、日本語、北京語、広東語、英語、インドネシア語の5カ国語を操り、台湾を拠点にグローバルで活躍している俳優のDEAN FUJIOKAが出演することが決定。日本の連続ドラマへの初出演について「長期にわたり日本に滞在して、日本のキャスト、スタッフの方々と一緒に作品ができるのは、自分にとって新しい経験です。成長できる機会をいただけてありがたいです」と意気込みを語った。

本作でDEANが演じるのは、北川演じる探偵・紗崎玲奈と川口春奈演じる新人女性探偵・峰森琴葉が働くスマ・リサーチ社・探偵課の調査員・桐嶋颯太。桐嶋は、探偵としてのキャリアは一人前で、会社内では実質的に現場のまとめ役的存在なのだが、理性的な現実主義者であるがゆえに、人に本心を見せない謎めいた部分の多い人物。さらに、「探偵業における非法行為は必要悪」との考えを持ち、場合によっては非合法的手段も辞さないと思っている。隣の部署“対探偵課”で妹を死に追いやった悪徳探偵を探し出すため、自らの人生を犠牲にして闘い続ける玲奈を陰ながらサポートしている。

DEANは演じる桐嶋について、「須磨社長が経営する事務所で社長の立場でやらなきゃいけないことがあり、玲奈は自分の人生をかけて達成しなきゃいけない目的がある。それぞれいろんな思惑がある中で、桐嶋は俯瞰な立ち位置でそれを見ている」と分析し、「オーディエンスのみなさんが“なんで?”、“どうして?”と思うことが最初はあると思いますが、桐嶋がひとつの導線になっていくと思う」とコメントしている。

共演する北川の印象を聞くと、「イメージがすごく合っている素晴らしいキャスティング」と語り、「まだそんなに長くやり取りをするシーンはないのですが、原作のイメージを大事にしながら、ご本人の存在感とうまくシンクロしていて、玲奈がそこに生きているような感じがします」と絶賛。「今は、つかず離れずサポートしている感じですが、ストーリー上で恋の話がでてくれば、全身全霊で恋心を演じたいと思います(笑)」と玲奈と桐嶋の関係が発展することに期待を寄せた。

最後にDEANは、「『探偵の探偵』は、ストーリーが何度も何度もひっくり返されていく中で、桐嶋が複雑に絡みあった関係や謎をどうひもといていくのか、僕自身もすごく楽しみにしています。僕は、人種、文化、宗教とか、全く違うフィールドで、この10年間いろいろな経験をしてきました。そういう経験をベースにして、このドラマでもいい形で表現できるように頑張っていきたいと思うので、応援お願いします」と、視聴者に向けてメッセージをおくっている。

DEANは1980年生まれの日本人で、香港でファッション業界関係者にスカウトされモデルとしてファッションショーなどで活躍。俳優としての才能も見いだされ、2005年に香港映画「八月の物語」の主演に大抜擢される。その後、台湾に活躍の場を移して数々の作品に出演し、昨年制作された海外ドラマ『荒野のピンカートン探偵社』で全米進出。さらに、音楽制作にも積極的で、自ら作詞・作曲・プロデュース業をインドネシアで行うなど、アジアを中心にボーダレスに活動している。日本では、2013年に公開した映画「I am Ichihashi~逮捕されるまで~」で初監督・主演を務めている。

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