明石家さんま「思ったとおり」新番組『さんまのお笑い向上委員会』に手応え

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明石家さんまがMCを務める新バラエティー番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系列、毎週土曜23:10~)が4月18日よりスタートする。その初回収録後に出演者が取材に応じ、番組の手応えや今後の展望を語った。

番組では、毎回1組の芸人を“向上ゲスト芸人”として招き、彼らがお笑い芸人として次のステージへ向上すべく、向上長・明石家さんまと、向上委員会のメンバーが共に傾向と対策を練っていく。初回収録では、芸人たちが開始直後からフルスロットルでボケの応酬とトークを展開。スタジオを縦横無尽に使い、どこまでが台本に書かれている展開なのか取材陣にはさっぱりわからないハチャメチャなテンションで収録は進み、ついにはさんまが裸になる場面も。約2時間、ノンストップで突き進んだ収録を終えた芸人たちはみな喉が嗄れ、番組の密度の濃さを物語った。

初回の向上委員会メンバーは、今田耕司、太田光(爆笑問題)、堀内健(ネプチューン)、ずん、土田晃之、児嶋一哉(アンジャッシュ)、秋山竜次(ロバート)、澤部佑(ハライチ)で、向上ゲスト芸人には流れ星の二人が登場。収録を終えた手応えを聞かれると、さんまは「君らが言え! 俺も自信ないねん(笑)」と興奮冷めやらぬままに声を上げながらも、「思ったとおりにことは運んだね、俺としては。でもテレビを見る側がどう思うか? このごちゃごちゃ感、この粗さ」と述べ、太田は「我々は楽しかった」、今田は「これだけは言わせてください。ヘトヘトです!」と、それぞれ好感触だったようだ。

そして、フジテレビからは「何をやっても良いと言われている」ということで、このメンバーで今後やりたいことが何かを尋ねると、さんまは「みんなでオリジナルキャラクター、パーデンネンみたいなのを考えて何かやりたい」と展望を明かした。そんな中、太田が「27時間テレビはどうですか!」と提案すると、スタジオにつめかけたスタッフから「おー!」と歓声が上がり、それを見たさんまは「2時間でこれなのに絶対にもたない! ほんまシャレにならなくなるからバカなこと言うな!!」とツッコミを入れて笑いを誘っていた。

また、このタイトルが示すように「芸人を向上させる」ことが番組のテーマなのだが、向上ゲスト芸人として登場した流れ星に感想を聞くと、ちゅうえいは「次のステージも何も本番中の記憶が全くありません」と率直な感想。すると土田晃之が「でも、1回この番組に出たら他の番組は何も怖くないから」と見えざる効能を話したかと思えば、さんまは「実はね、これに出ても向上しないの!(笑)」と番組の根幹を揺るがすコメントで流れ星の二人を驚かせ、「誰が伸びようが、誰が落ちようが、この空気感を楽しみたい」と笑顔を見せていた。

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