松岡茉優「新たな挑戦にワクワク」連ドラ初主演へ意気込み

公開: 更新:

フジテレビで4月18日からスタートするスクールドキュメントサスペンス『She』(毎週土曜23:40~)で、連続ドラマ初主演を果たす女優の松岡茉優さん。撮影に入ったばかりの彼女がインタビューに応じ、新ドラマへの思いを語ってくれた。

本作は、若者から絶大な支持を得て映画にもなった「テラスハウス」や、女性同士のマウンティングを描いて話題を呼んだ「ファーストクラス」などを手掛けた、フジテレビ編成部の太田大が企画。物語は、ある朝“学年で一番の美女”が、こつ然と姿を消したことを発端に展開し、“彼女”の一番の親友でジャーナリストを夢見るクールな才女・西澤涼子(松岡茉優)が、失踪の理由とその裏に潜む真実に近づいていく姿を描く。25分間という短い時間に内容を凝縮し、長回しと手持ちカメラを多用して撮影するドキュメンタリー方式を採用、さらに“主人公不在”という実験的な作風が特徴だ。

インタビューでは、連続ドラマ初主演への思いや、この実験的な企画の魅力、ロケの様子などをたっぷりと伺った。


<インタビュー>

――初の連続ドラマ主演となりますが、これまでと現場に立つ心境に違いはありますか?

主演という言葉をありがたく受け取って、なるべく自分が中心に立って勇気を出してやっていけたら良いなと思っています。でも、まだ慣れなくて初日はすごく気を張ってしまいました。スタッフさん同士の会話にも耳がいってしまったり、負わなくてもいい責任を負ってしまったり、そういった部分の取捨選択ができないので、何を削って何を取り入れていくのか手探りの状態です。

――現場を盛り上げるためにやっていこうと考えていることはありますか?

すごくエッジの効いた作品で、ミステリー要素が多くて一緒に笑いあうようなシーンは少ないですから無理に盛り上げようとは思っていないんです。でも、好きな食べ物を聞いて差し入れを持ってくるとか、そういう小さなことはしつつ、できるだけお芝居や作品の会話をたくさんしていけたらいいなと思っています。

――「エッジの効いた作品」という言葉がありましたが、このドラマの企画を聞いたときにどのような印象を持ちましたか?

キャッチコピーが「flesh & edgy」と聞いて、新しいことができそうだとワクワクしました。それに、演じる涼子が“ジャーナリスト志望の才女”という今まで演じたことのない役柄だったことにも惹かれました。

――番組を企画した太田大さんとはどのようなお話をされましたか?

太田さんも私も青春ドラマという部分で「生々しくしたい」ということを共通して言っていました。それに太田さんをはじめ、スタッフの方々からいろんな要素を盛り込んでいきたいという意図をすごく感じて、25分×全5話の中で駆け抜けていくような作品に挑戦させていただけるのは楽しみです。

――“25分×5話”という連ドラはあまり多くはないと思いますが、撮影する上で違いはありますか?

普通の連続ドラマだと1話で台本1冊のことが多いですが、今回は全5話が1冊になっているんです。物語の構成も時間軸が前後するようなところがあるのですが、「あのときどうしていたかな?」と振り返ることができるので長編映画に近いですね。それに、私は役を組み立てるのが好きで、それができていると安心するタイプなので、とても演じやすいです。

PICK UP