篠原涼子、永山絢斗が見守る中『アンフェア』をクランクアップ

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女優の篠原涼子が、映画『アンフェア the end』(9月5日公開)のクランクアップを迎え、2006年1月期にスタートした連続ドラマシリーズから10年にわたり演じてきた雪平夏見役を演じ終えた。篠原は「当時は31歳で若かったのですが、『アンフェア』と共に成長する事ができました。こうしてこの場に立っていられるのは監督をはじめ、スタッフの方々、『アンフェア』という作品のおかげだと思っています」と感謝の気持ちを伝えた。

クランクアップを迎えたのは4月初旬。埼玉県内にある満開の桜並木で撮影を終えると、シリーズを支え続けてきた佐藤嗣麻子監督が花束を持って篠原のところへ。篠原は「この花をもらったら終わっちゃう」と冗談っぽく笑いながらも監督からの花束を受け取り、抱擁を交わした。更に、既にひと足早くクランクアップを迎えていた雪平の最後の相棒・津島直樹役の永山絢斗も篠原に内緒でロケ地を訪れ、スタッフと共に最後の勇姿を見守った。

感動のクランクアップを迎えた篠原は「振り返ると、結婚したり、子供ができたり、『アンフェア』を通して、本当に幸せで贅沢な人生を過ごせた日々だったと思っています。作品も本当に素晴らしい作品でしたし、毎回台本を読んで、どんな作品になるんだろうとこんなに楽しみに思える作品は他にありません」と語り、「スタッフの皆さんのプロフェッショナルなお仕事に背中を押されるような気持ちでいつも撮影をさせて頂いていました。この作品を汚さないためにも、これからもっと良い役者になれるよう頑張りたい」と、作品への思いと今後の抱負を語った。

『アンフェア』シリーズは、徹底したハードボイルド&サスペンス路線で人間や社会の暗部を深く捉え、予測不可能で巧妙なストーリー展開と、演技巧者なキャストが演じる魅力あふれるキャラクターが視聴者の支持を集め、2007年3月公開の『アンフェア the movie』、2011年9月公開の『アンフェアthe answer』と劇場作品も大ヒットを記録。前作から4年、完結編となる『アンフェア the end』には、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進らドラマシリーズからのレギュラーメンバーに加え、前作より加わった佐藤浩市、そして新キャストとして永山絢斗、AKIRA、吉田鋼太郎といった豪華メンバーが集結し、刑事だった雪平の父親殺害に隠された驚愕の真実など、10年に及ぶ壮大な謎解きの結末が描かれる。

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