中川翔子、ボルネオのジャングルでヒルに吸われ病みつき

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タレントの中川翔子が、テレビ静岡制作・フジテレビ系列で毎年3月に放送している紀行ドキュメンタリーシリーの第25弾『感動地球スペシャル 中川翔子ボルネオ紀行~熱帯ジャングルと幻の象~』(3月1日16:05~)の記者会見に出席。「普段は引きこもっている電脳人間の私が、コンセントのないジャングルに行ったらどうなっちゃうんだろうと思っていたら病みつきになりました(笑)」と旅の思い出を語った。

一昨年のガラパゴス、昨年のスリランカに続いて3年連続の登場となる中川が今回向かったのは、東南アジアで赤道直下に位置し、多種多様な野生動物が生息するアジア最大の熱帯雨林があるボルネオ島。今回、この島で人と自然がどのように調和し、共生しているのかをその目で確かめるべく、中川は長年ボルネオで動物調査活動を行っている東京大学の安間繁樹博士と共にロケに臨んだ。

中川は今回のジャングルでのロケについて「ボルネオは、熱帯の焼けつくような暑さと山など過酷な自然に囲まれた土地でしたが、大自然の中で、なかなか狙っても撮ることはできない奇跡のような生き物との遭遇がたくさんありました。今回がこれまでの3回の中で一番凄まじい、とにかくエキサイティングでスリル満点の日々でした。ジャングルを忘れられなくてハァハァ言っています(笑)」とコメント。

そして、ケニンガウという町では、日本中から飛んできた燕の大群に遭遇。中川は「あのルートで飛んでいくのが安全で温かいとDNAの中に受け継がれて知っている。こんな遠くじゃなくても沖縄に行けばいいのにと思ったんですが、それが大いなる地球の秩序なんですね。それにヒッチコックの映画『鳥』のような大群なのですが、暮らしている人々は驚かずに生活している共生感もすごかったです」とコメントした。また、森林伐採によって危機に瀕しているオランウータンの子どもを保護し、自立を支援しているリハビリテーションセンターで飼育を体験。中川は「自然のままでは他の動物に食べられてしまう赤ちゃんたちを、やり過ぎず甘やかし過ぎずに自分の場所を作れるように育てていました。あの生命力を見たら、自分が産んだわけでもないのにあふれ出す母性がとまらなくなりました。人間だからこそできるいろいろな可能性をみんなで考えている」とコメントした。

また、様々な生き物たちが生息している熱帯雨林では、中川がヒルに遭遇。いつの間にかお腹にヒルが3匹吸い付いていたと言い「レインコートをまくったら血まみれになっていてヒルが3匹いたんです。最初は気持ち悪さのあまり“わぁー”ってなったのですが、気持ち悪い……、あれ、気持ちいいかも!? みたいな感じになって、自分の中の何かが目覚めました(笑)。日本に帰ってから医療用のヒルを飼育しています」と中川ならではのエピソードを披露。また、難しいとされていたジャングルの象の撮影にも成功し「見るのは無理だろうねって言われていました。葉っぱの茂り方が少しずれていたら見ることはできなかった。今回、いろいろなラッキーの積み重ねで多くの動物と出会うことができました」と振り返った。

最後に、中川は「自然と生き物と都会とリゾートがあるボルネオ島。人間の発展のために自然が失われ、そこに手を差し伸べて保護するのも人間。平和にぬくぬく生きている先に、いろんなことが起きていました。地球というものは遠く感じるけれど、みんな隣り合わせでいろんなことを考えて行動できる人間になるきっかけになる」と番組をアピールした。

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