『R-1』ゆりやんレトリィバァ、一番手を後悔も「一番目の空気を最後まで保ちたい」

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ひとり芸日本一を決定するお笑いイベント『R-1ぐらんぷり2015』の決勝戦が、2月10日19時より関西テレビ・フジテレビ系列で生放送される。初の決勝進出でAブロックの1番を選択し、大会のスタートを切るゆりやんレトリィバァが、決勝への思いを語った。

――まず、R-1に関係ないのですが、とてもインパクトのある芸名ですね(笑)

これまでは「親が犬なので……」とか言っていたのですが、理解され難いのでやめました(笑)吉田有里が本名で、ずっとあだ名が“ゆりやん”だったんです。それを芸名にしようと思っていたら、NSCに入ったときに“ゴールデンレトリバー”っていうギャグにはまって、どっちかにしようと悩んでいたんですが、申請に行く直前に混ぜてみたら、それ良いんじゃんって言ってもらえて決めました。特別に意味は無いんです(笑)

――ところで、普段はどんなネタをされるのでしょうか?

普段はコントが多いです。自己紹介的ギャグを考えなくちゃと思ってパッと出てきた、手を広げて「ハッピー」というのをやってます。人と喋っていてネタを思いつくことが多いんです。最近は、R-1決勝進出を先輩にご報告させていただいたときにできました。夜中にアキナの山名文和さんに電話で報告させていただいたら、「ほんまめっちゃ頑張ってな、ほんま応援しているから」と言って下さったんですが、電話を切る直前に横にいらした女性が「めっちゃやさしぃやん」って言っているのを聞こえて爆笑してしまって、それをギャグにしていこうかなと思っています。山名さんにはまだ言ってないですけど(笑)

――そんなゆりやんにとって「R-1」とはどのような存在ですか?

ずっと憧れていた大会なので、決勝進出はほんまにビックリしてありがたくて感動、光栄です。2013年にNSC35期生で誰が一番面白いかっていうイベントで優勝して主席という肩書きをいただきました。それで色々なところに呼んでもらえるようになって安心していたのですが、36期の8.6秒バズーカがすごく面白くて人気も出て、今は若手だと8.6秒バズーカがすごいって言われるようになったんです。昔のちょっとしたことにめちゃ甘えてたんだなと思って、このままだとどうにもならへんやろなと思ったんです。今年こそ結果を残さなくては、ふんわりとした芸人で終わってしまうと。まだ3回目の挑戦ですが、むちゃくちゃ思い入れの強い大会で、決勝に残りたいと思っていたのでうれしいです。

――決勝進出で得られそうなことは何ですか?

ずっと中学校のときとか友達がいなくて、芸人になって今友達じゃない人たちが寄ってくるようにやったんねんと思っていたんです。もしかしたら、それに1歩近づいたんじゃないかなって思いました。

――メインストリームに躍り出るチャンスですね?

これは躍り出たいですね(笑)ファイナリストにならせてもらえたというのはちょっとでも認めてもらえているということだと思いますし、それがただただうれしいので、今度は甘えないで、ゆりやんレトリィバァには代わりがいないと言われるような芸人になりたいと思っています。

――抽選会で一番を選んだのは?

こういうのって最後に選ぶ人が「結局1番目じゃないですか」みたいな流れが必要かなと思ったし、実際2番の方が良いなと思っていたのですが、以前お世話になっていたマネージャーさんにR-1決勝進出の報告をしたら、「見出しになるようなことをやっておいでや」って言われたんです。だったら、2番行くより1番の方がピックアップされやすいなって。でも、今はめちゃくちゃ後悔しています(笑)1番目の空気をずっと保てるようなネタをできるように頑張りたいです。

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