相葉雅紀、池井戸潤原作でフジ月9初主演、寺尾聰、有村架純、南果歩とストーカー犯に挑む

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嵐の相葉雅紀が、フジテレビ系列で4月にスタートする月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』で主演することが決定。寺尾聰、有村架純、南果歩と共に家族を演じ、ストーカーの標的となる姿を描く、月9史上初のサスペンスタッチのホームドラマがスタートする。

原作は、『半沢直樹』『ルーズヴェルトゲーム』『花咲舞が黙ってない』と人気ドラマの原作を手掛ける直木賞作家・池井戸潤の同名人気小説で、「池井戸作品史上、最弱のヒーロー」と話題を呼んでいる。フジテレビとしては初めての池井戸作品の連続ドラマ化となる。

物語は、気弱な売れない商業デザイナーの主人公・倉田健太(相葉雅紀)が、ホームで女性を突き飛ばし、割り込み乗車をしようとした男を柄にもなく注意した日を境に、郊外にある健太の家の花壇の花が一本残らず引き抜かれ、自転車のサドルが切り裂かれるなど、ストーカー的な嫌がらせが起こるようになる。健太は、関係の冷え切った父親の倉田太一(寺尾聰)、妹の倉田七菜(有村架純)、母親の倉田珪子(南果歩)と、ストーカーが誰なのかを突き止め解決しようとするのだが、家族の周りから疑いのある人物が何人も出てくることになる……。

2年ぶりのドラマ出演となる相葉は、今回が月9初主演。相葉は「月9という子供の頃から親しんできた枠で、今回、池井戸さん原作のサスペンスタッチのドラマという形で参加させていただけることに、大変驚いていますが、とても光栄に思います」とコメント。物語については「ストーカーという言葉は年々耳にする機会が増えてきてはいますが、このドラマの脚本を読んだ時は鳥肌が立ちましたし、ハラハラドキドキしました。きっと、どのご家庭にもあり得る、誰からも遠くない話だと思います」と語っている。

そして、寺尾が演じる父・太一は、息子の健太に輪をかけて気弱で口下手、健太との関係を改善したいと思っているが切り出すことができないままでいるという役どころ。大手銀行の出世レースから脱落し、総務部長として中小企業へ出向中に、会社内における不正の疑念を抱き窮地へ追い込まれ、「ストーカー」だけでなく「会社の不正」とも対峙することになる。寺尾は「フジテレビならば、以前ドラマ化された池井戸作品とは違う切り口で挑むはず。どんな展開をしていくのか、期待して」とアピールしており、池井戸作品の真骨頂である企業ドラマとしての側面にも注目だ。

有村が演じる大学生の長女・七菜は、健太や太一とは正反対の明るく、物事をハッキリ言う性格だが、しつこく七菜を追い回してくる「元カレ」の存在に悩んでいる。有村は「サスペンスのようなハラハラドキドキするストーリーの中、自分がどういった立場で存在できるか、とても楽しみ」とコメント。南が演じる母・珪子は専業主婦で、陶芸教室に通い始めたのだが、そこにはひがみやねたみが潜む。南は「小さな事が引き金となり、いつの間にか自分たちが標的となって、姿の見えない誰かへの恐怖に取り巻かれていくという、物語の面白さと怖さに、無視できない現代社会の今が見えてくると思います」と、本作の魅力を語っている。

■『ようこそ、わが家へ』
2015年4月スタート
毎週月曜21:00~(フジテレビ系列)

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