【飯豊まりえ×武田玲奈、男子チームのお風呂ハプニングに爆笑】

――実際に船内に入ってみた感想は？

武田：船の中はとても狭いと思っていたんですが、実際に見てみると、部屋やベッドがたくさんあったので驚きました。船によって大きさは違いますが、先日撮影で乗った船は本当に大きくて。南極まで行けるような船だったので、すごいなと思いながら撮影をしていました。

飯豊：朝や夕方の景色が、本当に綺麗でした。都内にいたら見られない景色ばかりだったので、毎日見ている航海士の方が羨ましくなりました。あとは、私は読書が好きなのですが、待ち時間にデッキに出て椅子を置いて優雅に本を読むのが、良い気晴らしになりました。でも移動は少し不便でしたね。船体が大きくなると、階段が急でほとんど縦になっていたので、その上り下りが大変で。あと、部屋もあまり換気ができない作りだったので、これは辛いだろうなと感じました。

――船酔いなど、大変だったことはありますか？

飯豊：船に乗るのは初めてではないので、二人ともしなかったです。でも、実際に動いているフェリーでの撮影があったんですが、4往復しかできないと言われてしまって。限られた時間の中、たくさんのシーンを撮り終えなければいけなかったのが大変でした。

――男性ばかりの現場だと聞いたのですが、雰囲気はいかがでしたか？

飯豊：男の子ばかりだからこそ、変な気を遣うことがなかったです。私は逆に、女の子に「大丈夫かな」って気遣いをしてしまう方なので。好きな映画の話などがのほほんとできたので、楽だし楽しかったです。

――特に楽しかったことは何ですか？

武田：フェリーでの撮影は楽しかったです。基本的に停泊している船で撮影をしていたので、船が動いているのがとても新鮮でしたし、待ち時間で遊んだトランプも楽しかったです。

飯豊：私は、「わっしょい」って言いながら掃除をするシーンの撮影ですね。合計3時間くらい、「こんなに言うんだ」っていうくらい言いました（笑）。あとは、お風呂のシーンが意外と楽しかったです。

武田：うん、お風呂は楽しかったね。

飯豊：事前に「お風呂のシーンが大変だった」とメンズチームから聞いていて。着替えの時に「このパンツ誰の？」「俺のどこ？」ってなって、誰かが違う人のパンツを履いていたというハプニングがあったらしいんです（笑）！　

武田：（爆笑）

飯豊：あと、みんな身体を洗わずに入ったみたいで、潔癖症の桜田通くんがすごく嫌がっていました（笑）。私たちはそれを聞いていたから、シャンプーや石けんを持参して最初に洗ってから撮影に入りました。本当はリハーサルの時も逐一出なければいけなかったんですが、私たちは2時間半お風呂に入りっぱなしにしました。お風呂のシーンは毎話出てくるので、1回で5話分撮りました。もうしばらくお風呂はいいやって思いましたね（笑）。

武田：先に聞いておいたから、心構えをすることができたよね。でも本当にお風呂は狭かったなあ。

飯豊：二人で入ったんですが、本当に身動きが取れなかった……。思った以上に狭くて、足のやり場に困ったね。

――劇中では、真鈴が船酔い防止のおまじないを唱えるシーンがありましたが、二人はピンチを乗り切るジンクスやおまじないはありますか？

飯豊：私の中で海はパワースポットなので、リセットしたい時は海に行きます。休みの日に、母に「江の島に行きたい」って言ったら、「撮影で海に行っているのにまだ行きたいの？」って言われてしまったくらい好きです（笑）。だから、今回の撮影はバックに強いものがついているような気がして心強かったです。海は偉大な存在です。

武田：おまじないではないのですが、ピンチの時はアニメを見て癒やされたり、外に出て美味しい物を食べたりして過ごしています。

――今回の体験を通して、航海士についてどのように感じましたか。

飯豊：航海士の方々がエキストラで共演してくださったんですが、最後の別れがさみしすぎて泣きそうになってしまいました。実際の仕事でもそういう感情が生まれるんだろうなと思うと、航海士の仕事って素敵だなと思いました。普通のお仕事では体験できないことがあると思いますし。実際の航海士の方々にアンケートを取って取材してから、ドラマが作られているので、その辺りもリアルに描かれています。きっと面白いと思ってもらえる作品だと思います。

武田：航海士のお仕事についてわからない事も多かったですが、これを通してお仕事の内容や大変なことを知れました。仲間との絆もとても深まるので、とても素敵なお仕事だなと思いました。

――では最後に、ドラマの見どころをお願いします。

飯豊：あんまり着ない“つなぎ姿”をはじめ、普段見せていない姿を見せているところですね（笑）。航海士がテーマのドラマも珍しいですし。女の子が男の子の中に混じって生まれるものや、みんなでやらなければならない壁、絆に注目してほしいです。あと、先生も素晴らしい方々で、最後に涙を流せるような青春コメディになっています。

武田：航海士のお仕事を知らない方にも楽しんでいただけます。私とマリエッティの、今まで見せたことのない表情にも注目して笑っていただけたらと思います。

【放送情報】
MBS 7月2日（日）スタート 毎週日曜 24:50～初回は25:00～
TBS 7月4日（火）スタート 毎週火曜 25:28～初回は25:30～
HBC 7月2日（日）スタート 毎週日曜 24:50～初回は25:00～
RKB 7月5日（水）スタート 毎週水曜 25:25～
CBC 8月2日（水）スタート 毎週水曜 25:37～