北村一輝「猫は得意」主演映画『猫侍 南の島へ行く』スペシャルインタビュー

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――『猫侍』は、観る人へ向けたエンターテインメントに徹しているから人気が高いですよね。

昨今は時代劇離れが進み、おじいちゃん、おばあちゃんのことを考えた時に、孫とゆっくり楽しめる癒される映画があっても良いのではと思います。そういう映画が今は少ない気がして、反対にこういうゆるい映画も必要だと思っています。単純に面白く、子どもがゲラゲラ笑う映画を目指しました。観る人たちのための映画を作ろうというスタッフ、キャストの想いがすべて入っていますので、自信を持っています。

――とても温もりに満ちているので、特にシリーズのファンは再会を心待ちにしていると思います!

僕たちが子どものころは、映画やドラマをすごく楽しみにしていて、走って家に帰ったりしたものですが、いまはそういう時代じゃないですよね? でも、少しでもそういう時代に戻ってほしいと思います。そういう意識の中で、試行錯誤しながら撮る作品があってもいいと思う。作品の完成度にプライドを抱くだけではなく、人を楽しませることにプライドを持ちたい。人を楽しませるための仕事であり、自分の評価のためではない。その想いが一人でも多くの方に伝われば嬉しいですね。

――最後になりますが、『猫侍 南の島へ行く』を待っているファンへ一言お願いします!

この映画は観ていただければ本当に幸せで温かい気持ちになれると思います。普段映画を観ない方にもおすすめしたいですね。殺伐としている世の中に、こういう映画があってもいいのではないか。こういう映画こそ必要だとも思っています。あったかい娯楽があっていい。こられからも、そこに徹して続けたいです。ぜひ劇場でご覧いただければと思います。

『猫侍 南の島へ行く』は全国公開中!

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