山本美月、ポケモン映画でコンプレックスを克服「ピカチュウとのユニゾンを楽しんで」

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――ポケモン映画の中で、印象に残っている作品はありますか?

やっぱり、王道は「ミュウツーの逆襲」だと思うんですけど、「セレビィ 時を超えた遭遇」とか「七夜の願い星 ジラーチ」も好きですね。人間とポケモンが心を通じ合わせる部分が大好きで、今回もフーパにウルっときちゃいました。話し方がかわいかったりとか、ちょっと人間の言葉を話せたりすると感情が伝わってきちゃいますよね。

――飼犬のコツメちゃんがジグザグマに似ているとおっしゃっていましたが、ご自身をポケモンに例えると?

私自身ですか? かわいいのがいいなぁ。チコリータの嫉妬しちゃう感じに共感するのですが、でも自分は草タイプではないと思うので、もうちょっと獣っぽい感じの、毛が生えている系のポケモンだと思います。イーブイみたいな可愛い系で、ちょっとやきもち焼きみたいなポケモンがいいな。

――今回はナレーションとしての参加でしたが、次は長編の声優として出演してみたいですか?

もしやらせていただけるんだったら、またポケモンたちと一緒にお仕事したいです! 責任重大すぎて怖いんですけど、出演できたら嬉しいですね。

――長編映画を見ての感想は?

伝説のポケモンたちがたくさん出てきて、「こんなに出しちゃうんだ!」って圧倒されました。これは、男の子たちは見てて楽しいし嬉しいだろうなと思います。今回の作品に限らないのですが、大人なってからポケモンの映画を見ると、サトシのピカチュウに対する愛情にキュンとしちゃって。大勢のピカチュウの中から、サトシのピカチュウをすぐに見つけ出すシーンがあるんですが、そこで「サトシってイケメン!」と思いましたね(笑)。

――公開アフレコの時に中川翔子さんとご飯に行くと言っていましたが、その後の交流はいかがですか?

その時は、声優の福原香織さんも一緒に、3人で焼肉を食べに行きました。ポケモンの話もしましたが、それよりも、大人の話を教えてもらいましたね。いつかDNAを残したい、という話。大人になったらDNAを残すことを考えるようになるんだなって……。

――中川さんらしいマニアックな話題ですね(笑)

私は大学で生物系の勉強をしていたので、卵子の保存とか、そういう話をしながら焼き肉を食べました。すごくためになる話ばかりで、いずれは私もよりよいDNAを残したいと思いました(笑)。

――映画の公開日(7月18日)は、山本さんの誕生日ですね。

そうなんですよ! 運命だと思いました。一生忘れられないですね。いつかDNAを残して子どもが生まれたら自慢します。それまでずっとポケモンが続いていて欲しいです。サトシはいつまでもポケモンマスターにならないでほしい(笑)。

――今回ナレーションをしてみて、女優業に活かせる部分はありましたか?

ちゃんと演出があって、その演出をされることによって表現が変わるので、ナレーションはお芝居とリンクしている部分があるんだなと思いました。また、自分の声に対するコンプレックスが薄まったので、声を気にせずお芝居をできるようになったかな、と思います。

――女優業と声優業はどちらが自分に合っていると思いますか?

う~ん……、女優業だと思います。私はアニメが好きだから、仕事にしてしまうと、アニメの内容ではなくお芝居を見てしまう気がして、、、、、アニメを好きでいられなくなっちゃうんじゃないかなと思うので、それが怖いです。もちろん、やりたい気持ちもあるのですが、悩んじゃいますね。

――短編の見どころをお願いします。

私のように、ポケモン離れしていた人にも楽しめる作品になっています。新しいポケモンや昔からいるポケモンも出てくるので、「あのポケモンなんだったっけ?」と考えていただいたり、自分のお気に入りのポケモンを探して欲しいです。ポケモンたちが一生懸命歌っている所や、ピカチュウと私の歌声のユニゾンも楽しんでいただきけたら嬉しいです。

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