貫地谷しほり、恵の女子力見習いたい…『女くどき飯』DVD発売決定

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――毎話登場する恵の妄想シーンも見どころの一つですよね。演じてみていかがでしたか?

あれはもう、全部笑えましたね(笑)。第6話で、桐山漣さん演じるイケメンのファッション・ディレクターが、地獄沼から「おいでおいで……」と怪しく手招きするシーンがあるのですが、あれは絶妙で本当に面白かったです。第5話では、「タカヒコングラチュレーション」というセリフが言えなかったくらい笑ってしまいました(笑)。チョイ悪オヤジ役の升毅さんが本当に振り切って演技していらしたので、あれも相当面白かったです。第8話では「冬のソナタ」風の妄想だったのですが、私は、「冬ソナ」が大好きなので、もう少し演じたかったです。『女くどき飯』のスピンオフとして、このお話を見てみたいですね。

――第4話では、切ない妄想シーンも登場しました。

はい。伊嵜充則さん演じるエリート歯科医が、雨に打たれながら段ボールに入った犬のぬいぐるみを取り上げて、よしよしをする妄想シーンがあるのです。伊嵜さんは、真冬なのになぜか「上着を着ない」と言っていて。私のことばかり気遣ってくださって、とても優しくて、かっこいい方だなと思いました。

――グルメだけではなく、毎回個性的なイケメンが登場しますが、印象的だったお話はありますか?

撮影スタッフはだいたいが男性なのですが、第7話で超新星のグァンスさんがゲストでいらっしゃった時、「男が男に惚れる」という事態が勃発しました(笑)。照明さんが見たこともないすごい照明を当て始めたり、「あれ? それ、私に一回もやってないよね」みたいな大きな器具が登場したりして。グァンスさんを見るたびに「綺麗だな」と言っているし、もう現場中が彼にメロメロでした。私もグァンスさんが筋肉を出した時、「おお! 脱いじゃうんだ」と思ってしまいました。食べ物も美味しかったし、目も楽しめた回でしたね(笑)。

――グァンスさんとはどんなお話をされましたか?

共通のスタイリストさんがいたので、その方の話をしたり、韓国のオススメスポットを聞いたりしました。

――恵のデート服も、毎回おしゃれですよね。

はい、そこはこだわっている点です。衣装合わせをした時、衣装だけ見た監督は、どんな雰囲気になるのかな?と想像がつきにくかったそうですが、実際着てみたら「あ、こういうふうになるんだ」と。スタイリストさんが可愛い洋服をたくさん持ってきてくださったので、毎回楽しかったです。

――貫地谷さんは食べ歩きがお好きだとか。最近ではどんなものを召し上がりましたか?

最近ハマッているのは麦とろです。山芋の糠漬けがとてもおいしいお店があって、友人と行くと、みんなで一つではなく、一人一つずつ頼みます。他には、どこかに行った気分になれるお店が好きですね。ドラマに登場したお店で言うと、第2話のネパール料理屋さんは違う国に行った気分になれて楽しかったです。ああいうお店って、お誕生日の人がいると、店員さんが楽器を鳴らしながら踊ってくれるなど、現地ならではの方法でお祝いしてくれますよね。そういうのがとても楽しいです。何だか私、外国に行きたい気分なのかな(笑)。

――お食事系のお話で、面白いエピソードはありますか?

最近ではないですが、私の家族は食べることが大好きなので、小さな頃からいろいろなレストランに連れて行ってもらいました。昔、小学校の同級生の女の子と私の祖母と、三人でフランス料理を食べに行ったんです。そうしたら、友人がテーブルクロスをなぜか一生懸命引っ張っていて。「何やってるの?」と聞いたら、テーブルクロスとナプキンが同じ色だったので、間違えて拭いてしまっていたみたいです。あれには大爆笑しました。今は考えると可愛いですよね。

――では、もし『女くどき飯』に続編があるとしたら、どんな料理が食べたいですか?

韓国料理やタイ料理は劇中で食べなかったので、ぜひ食べたいです。あとは火鍋も良いですね。実は辛いものやパクチーが食べられなくて、アジアン料理が苦手だったのですが、ここ2年ぐらいで突然食べられるようになったんです。最近も韓国料理を食べました。今は、そういう料理を食べることが楽しいです。

――では今度は、どんなイケメンとデートしてみたいですか?

第2話の加治将樹くん演じる起業家の卵も突っ込みどころしかなかったし、第6話の桐山さん演じるファッション・ディレクターもチャラくて面白かったので、次も個性の強い方に来てもらいたいです。

――貫地谷さんが実際にプライベートで口説かれるなら、どう口説かれたいですか?

その話題、現場でスタッフの方々とも話していたんです。最終的に「え? この間は何?」みたいな無言の間が、一番ドキドキするという結論になりました。話したいけど話せない感じや、言い出したいけど言い出せないというような……。ただ、第4話のエリート歯科医が言った「もっとちゃんと神林さんを口説きたかった」というセリフにもグッときました。嘘の言葉ではなく、本音がポロっと出た感じが良いですよね。

――口説くのがうまい人はあまり得意ではないですか?

そんな人信用ならないです。不器用な方が良いと思います。第6話のファッション・ディレクターは、手まで繋いでおいて「バイバイ」ですからね。あれはチャラいですよ(笑)。最終話の大東さん演じる恋愛スクール講師も、結局営業になっていましたし(笑)。

――ドラマの終盤、恵がその日学んだ恋愛の格言を言いますが、貫地谷さん自身が参考になったなと思う格言はありましたか?

だいたい共感できました。特に、私、ずっと「父のような人と結婚したい」と言っているので、第5話で言っていた「父性がある人が良い」という言葉は納得できました。父のような無償の愛をくれる人なら結婚してしまうだろうなと思いました。

――では、DVDの発売を楽しみにしている方々にメッセージを!

何となく気分がモヤモヤした時に見たら、スカッと楽しく見られると思います。女性だったら「あるある、こういう男の人いるよね」と思いながら見られるし、女子会でもワイワイできるお店ばかりだったのでオススメです。男性は、「女性からはそう思われているんだ」と勉強になると思います。デートの行き先に困った時も参考にしてほしいです。いろんな見方ができるので、とてもお得なドラマです!

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