曲がったことが嫌いで、筋の通らないことへはとことん抵抗、自分の道を突き進む健一郎。そんな一途な男に扮する佐藤さんに、仕事に対する信念を伺うと、10年間ひたすらまっすぐに俳優として突き進んできた、彼らしいポリシーを教えてくれました。
――健一郎のように、佐藤さんにも「これだけはまっすぐでいたい!貫きたい!」という、信念はありますか?
プチこだわりは“スタートを大事に”ってことです。挨拶を気持ち良く言えるようにしたいっていうのはあります。あと、“楽しくあれ”っていうのも、すごく基本的なことで、簡単な言葉ですけど、強く思います。どんなに辛くても、辛さに流されず、前向きに楽しく向かっていかないと、良いものは作れないんですよ。だから、そういう前向きな空気を作る一つの要素でありたいと、現場ではいつも思っています。
――常に“楽しくあれ”というのは理想ですけど、難しいですよね。
前にそういうことができなくなってしまった時期もあって、すごく反省したことがあります。だからこそ、ここでもう一回原点に戻りたいって思っている。僕たちがやってることって、現場の熱が伝わってしまうと思うし、どういう話であれ、自分たちが100%の力を出さないと楽しめないじゃないですか。それは、年を重ねれば重ねるほど、実感します。昔はいるだけで「ワーッ!」って楽しかったけど、年を重ねると自分が納得してないと楽しくない。楽しむためには、楽しまないといけないのは分かっているから、シンプルだけど難しいって実感してます。
――ちなみに佐藤さんの周りに、健一郎みたいな“まっすぐな男”はいますか?
いますよ。かっこいいなと思う仲間もいます。そういう意味で僕は恵まれていますね。彼らに会うと「ピシっとしなきゃ」って思うし、自分も多少は返せるような人になりたいとも思う。
――こんなに混沌とした時代だからこそ求められる“まっすぐな男”。人が“まっすぐさ”に魅かれるのは何故だと思いますか?
何故でしょうね、僕は神様ではございませんので(笑)。やっぱり爽快感、すがすがしさなのかな。そういう人を見ていると、気持ちが伝わってきて、スカッとするというか、すごく心地いいですよね。なかなか言葉で説明するのは難しいけど、肌で感じる僕の考えです。