
只野仁。大手広告代理店の窓際係長。しかし、それは表の顔にすぎない。彼には会長直属の特命係長として、さまざまなトラブルを解決するという、もう一つの顔があった……。
おなじみのこのナレーションと共に今から5年前の2003年7月、テレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠で放送開始された「特命係長 只野仁」。柳沢きみおの人気漫画を原作に、主演の高橋克典をはじめとする個性的なキャストたちが織りなす、多彩かつ深みのある人間模様、キレのいいアクション、お約束が嬉しいお色気シーン、そして思わずニンマリするギャグと、さまざまな娯楽要素が盛り込まれた優れたエンタテインメント作品として高い評価を受け、同枠史上ナンバーワン(17%)の数字を記録した。昼間はまったくさえない窓際係長が、ひとたび特命を受けると無敵のスーパーヒーローに大変身するというシチュエーションで、現代社会の闇にメスを入れるハードボイルドなストーリーが男女を問わず見る者の心を揺さぶり、しっかりと捕らえて離さない。
そんな根強い人気に後押しされるように、以降もレギュラーシリーズ計3本、スペシャル計4本がコンスタントに制作され、いずれも高視聴率を獲得。ちなみにこれまでレギュラー、スペシャル共に視聴率が10%を割ったことは一度もなく、近年のテレビドラマとしては異例ともいえる絶大な支持率を誇っている。さらに、2008年2月放送のスペシャルでは「只野仁」シリーズ初となる視聴率20.2%を達成! 今作が待望の初映画化となった。