
森 博嗣[原作]
57年、愛知県生まれ。某国立大学工学部建築学科助教授として勤務する傍ら、96年『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー。その完成度の高さに「はじめから完成されていた作家」と呼ばれる。以後『黒猫の三角』『四季』『女王の百年密室』『そして二人だけになった』『奥様はネットワーカ』『ZOKU』『探偵伯爵と僕』『少し変わった子あります』『もえない』『φは壊れたね』『イナイ×イナイ』など多くの作品を発表し、若い世代を中心に圧倒的な人気を博している。刊行点数は180点に迫り、総著作の出版部数は1000万部に達する超売れっ子作家でもある。小説以外にも新書『臨機応変・変問自在』『ミニチュア庭園鉄道』、絵本『星の玉子さま』など多数。“スカイ・クロラ”シリーズは現在までに『ナ・バ・テア』『ダウン・ツ・ヘヴン』『フラッタ・リンツ・ライフ』『クレィドゥ・ザ・スカイ』『スカイ・クロラ』の5作が単行本・ノベルス、文庫で発売されている。最新番外短篇「スカイ・イクリプス」が6月25日刊行。
川井憲次[音楽]
57年生まれ。ギタリストとしての活動を経て作曲家となる。押井守監督の実写映画『紅い眼鏡』(87)の音楽を担当したことがきっかけとなり、本格的に映画やTV、アニメーション、ゲームなど映像音楽の道を進むようになる。特に押井監督作品は、その後現在に至るまで全てを担当しており、彼の作品になくてはならない存在となっている。『立喰師列伝』(06)ではハンバーガーの哲役で出演もしている。その他、映画の代表作に『リング』(98)『さくや 妖怪伝』(00)『修羅雪姫』(01)『仄暗い水の底から』(02)『予言』(04)『輪廻』(05)『デスノート』前後編(06)『怪談』(07)『L change the worLd』(08)など多数。また最近では海外からの依頼も多く、フランス映画『SAMURAI』(02・未)や韓国映画『南極日誌』『美しき野獣』(05)、香港映画『セブンソード』(05)、日中韓香合作『墨攻』(06)と国際的な活動にも意欲的。07年11月4日には横浜で初の映画音楽コンサートを開催し、多くのファンを喜ばせた。
伊藤ちひろ[脚本]
82年生まれ。00年より美術・装飾スタッフとして映画の現場で働くようになる。02年、行定勲監督と出会い、同監督に勧められて『Seventh Anniversary セブンス・アニバーサリー』(03)のシナリオを書き、脚本家デビューを果たす。04年には『世界の中心で、愛をさけぶ』(行定勲、坂元裕二と共同)が日本中に“セカチュー”ブームを巻き起こす大ヒットとなり、その名を広く知られるようになる。その後も三島由紀夫文学の脚色に挑んだ『春の雪』(05)、青木豪とともに脚本協力した『遠くの空に消えた』(07)、雫井脩介原作で興収10億円を超えるヒットとなった『クローズド・ノート』(07、吉田智子・行定勲と共同)、中篇『ショコラの見た世界』(07)と行定監督作品の脚本に多く携わりながら、装飾スタッフの仕事を並行して務めている。『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』は彼女にとって初の行定作品以外の脚本担当作品であり、初のアニメーション脚本でもある。