
ヴァイオリニストになる夢を失った少女・結城桃が、姉がかつて通っていた名門私立女子高校「櫻華学園」へ編入してくる。伝統を重んじる音楽学校の方針とそりが合わず、新たな目標を求めてここに来たのだが、櫻華学園も伝統に囚われた学校だった。他人がどう思おうとも、自分が正しいと思ったことに妥協したくない桃は、転校初日から、早くも規制だらけの学校に違和感を覚える。
ある日、校舎内にあかずの部屋と言われる場所があることを知り、好奇心に駆られる桃。そこは廃部となった演劇部の部室だった。そこで桃は、チェーホフの「桜の園」の台本を見つける。その後、かつてこの女子高では創立記念日に「桜の園」を上演することが毎年の伝統だったのだが、ある事情から今はそれが途絶えていることを知る。
桃は再び「桜の園」の劇を復活させようと、同級生や仲間たちを奔走するが・・・。