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映画

崖の上のポニョ

イントロダクション

どんな時代であれ、5歳の少年から見た世界は美しく生きるに値する

2008年夏、日本だけでなく世界の人々が自信を失い、経済政策の行き詰まり、食糧や原油価格の高騰、地球の温暖化問題など、解決の糸口さえ見つけられず、不安を抱きながら漫然と生きている現代。まさに“神経症と不安の時代”、この作品の企画を書いた宮崎駿は、まもなくこのような時代がやってくることを予見していたかのように本作品を作りました。
 崖の上の一軒家に住む5歳の少年宗介は、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子ポニョに出会います。アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたポニョを、宗介が助けることから物語が始まります。「ぼくが守ってあげるからね」と宗介。そんな宗介のことを好きになったポニョが、人間になりたいと願ったため、海の世界は混乱に陥り、人間の町に大洪水を引き起こすことになるのです。
 この作品は、少年と少女、愛と責任、海と生命――神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く「母と子」の物語です。





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