イントロダクション
これからの人たちによる、これからの人たちのための映画―
原作は、04年に公演された人気劇団・モダンスイマーズの傑作舞台「五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~」(作・演出:蓬莱竜太)。舞台通の間では伝説的な存在となっていた物語が3年の時を経て、銀幕へと昇華した。主人公の五十嵐を演じるのは、100万ドルの笑顔で観る者に元気を与える役者・佐藤隆太。「心からこの役を演じたいと思った」という熱い思いを胸に、ガチンコで役に挑んだ。ハードなプロレスシーンも一切吹き替えなしで演じきり、作品に本物だけが持つ力と本当の感動をもたらしている。また、五十嵐が思いを寄せるプロレス研究会のマネージャー、朝岡麻子役のサエコ、プロレス研究会(HWA)のキャプテン奥寺を演じる向井理をはじめとする、部員役のキャストたちは、作品の舞台となる北海道で約2ヶ月の合宿生活を送り、まさに映画の中のHWAの部員たちのような、大切な、そして最高の仲間とかけがえのない日々を実際に体験した彼らならではのリアルな一体感も、余すところなくスクリーンに焼き付けられている。さらに、五十嵐の妹・茜に仲 里依紗、五十嵐の父・恒雄には泉谷しげる、プロレス研究会のOBとして実況を担当する君島に宮川大輔ら豪華共演陣もハートフルなタッグを見せている。
かけがえのない、そして甘酸っぱい青春の一ページを濃密に描ききった監督は、『タイヨウのうた』(06年)でいきなり大ヒットデビューを飾った俊英・小泉徳宏。奇しくも小泉と佐藤は同い年の27歳。もともと自信のあったコメディの要素を生かしながら、テンポ良く、テンション高く元気あふれる感動作を完成させた。主題歌は若手No.1ガールズバンドのチャットモンチー。キュートなロックナンバーが鑑賞後の気持ちをさらに押し上げてくれる。
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