
1年前、救出現場でのある出来事をきっかけに、祐司は隊を辞めて転職したが、兄の静馬(内野聖陽)は今もハイパーレスキューの隊長を務めている。
合図を送り続ければ、救助は必ずやってくる。今はそれを信じるしかなかった。
しかし、助けを待つ間にも地下の状況は悪化する。腹部に傷を負い、緊急輸血の必要に迫られるスミン。
さらに、新たな崩落が起こり、瓦礫の中へと飲み込まれていくしおり……。
一方、地上では、静馬率いるハイパーレスキューが懸命の救助捜索活動を続けていた。
絶望的ともいえる崩落現場。地下への進入口はすべて土砂で埋め尽くされ、瓦礫を掻き分けての危険な捜索にも生存者は一向に見つからない。
そこへ追い討ちをかけるように上陸した巨大台風。すさまじい暴風雨が緩みきった地盤を直撃し、いつ二次災害が起きてもおかしくない状況に、捜索の打ち切りが決定される。
退避の命令を受け、若い隊員たちは「何のためのレスキューなのか」と反発するが、隊長の静馬にも、副隊長の宮内(山本太郎)にも、忘れることのできない苦い記憶があった。部下の命も守らなければならない、彼らにも帰りを待つ家族がいるのだ。
祐司としおりを見捨てるのか、と静馬に詰め寄る由美も、かつては命がけで救助活動に向かう夫を不安な思いで見守った妻のひとりだ。
それでも、救助を待つ者はレスキューを信じるしかない、と泣き崩れる由美を前に、静馬は言うべき言葉をなくす。
そのとき、音響探査機が捉えた地下からの打音。2、5、2……ハイパーレスキューの信号を使って助けを求めている者がいる!
色めきたつ現場に、静馬の声が響き渡った――「252、生存者あり!」
暴風雨をついて決死の救出作戦が始まった。計画遂行のために許された時間は、台風の目に入る18分間のみ。
命がけの救出作戦は成功するのか? そして奇跡の生還は叶うのか?