1945年、戦争に敗れた日本はGHQから空の自由を奪われた。路頭に迷う「飛行機野郎」たち。そんな時、2人の男が再会する。朝日新聞の元幹部で、航空部で辣腕をふるった美土路昌一(寺田農)と部下だった中野勝義(今井雅之)だ。2人はいつか日本人の手で再び空を飛ぼうと決意する。先行するのは日本航空。だが1952年、転機が訪れる・・・。"民"の力で日本の空を開拓した男たちの「全日空」創業のドラマに迫る。
【詳細】
世界的な航空再編が起きている中、日本の航空業界も激動の時代を迎えている。長年、日本の航空業界を牽引してきた二大ライバル航空「日本航空」と「全日空」。経営破たんに陥り、存亡の危機に立たされている日本航空。そして全日空も激烈な競争にさらされ生き残りを模索している。日航と全日空はともに戦後まもなくの創業と誕生時期は同時期だが、まったく異なる歩みをしてきた。「民」の力を掲げる全日空創業のドラマを紐解く。
1945年。戦争に敗れた日本は航空に関する業務全てを禁止された。外国の航空会社が羽田空港に発着するなか、朝日新聞の元幹部で、戦前、航空部で辣腕を振るった美土路昌一(寺田農)とその部下だった中野勝義(今井雅之)は、日本人の手で日本の空を取り戻そうと誓い合う。この2人が、のちに全日空を創ることになる。当時、美土路たちは社団法人をつくり、GHQによって解散させられた航空団体の関係者を救済する活動をしていた。
立ち上げから4年が経った1951年。GHQが「日本の資本による航空事業を認可する」と通達した。だが日本の航空会社ができるのはチケット販売など営業が主な仕事、認可するのは1社のみという歪んだ取り決めだった。美土路は、この条件で航空会社を設立しても権力に屈しない純粋な民間航空会社にはならないと見送りを決める。この時認可を受けたのは、名乗りを上げた社を統合して出来た「日本航空」。国の影響を受ける、実質、国策会社と言えるものだった。
そんな中、美土路らに再び大きな転機が訪れる。1951年9月8日。サンフランシスコ講和条約が締結。日本は翌年4月28日に独立国家となることが決まったのだ。独立すれば、運行を含めた全ての業務が日本の会社に認められることになると予想され、ようやく自分たちの出番だとはりきる。さっそく会社の免許を取るための計画書づくりに取り掛かる。しかし空への熱い思いはあるものの、飛行機を買える金もパイロットもいない。そこで中野は、ヘリコプターの利便性に目をつけた。日本人がほとんど目にしたことのない未知の乗り物を当面の商売道具にして、航空事業に乗り出そうと考えた。その後、事業計画書は出来上がるも、肝心の資金集めの目途が立たない。必要な資金は現在の額でおよそ30億円・・・。そこで美土路がとった行動は?!
【出演者】
メインナビゲーター:木村佳乃
決断プレゼンター:池上彰
報道キャスター:大浜平太郎
語り:中西俊彦
【ドラマ部分】
美土路昌一役・・・寺田農
中野勝義役・・・今井雅之
神田好武役・・・菊池健一郎
【放送】
8月19日(木)22:00~22:54
(テレビ東京系列・一部地域を除く)
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