毎回1枚の絵(時に彫像や建築物)にスポットを当て、
そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組。
今日の1枚はドミニク・アングル作『パフォスのヴィーナス』
【放 送】 6月20日(土) 22:00~22:30 (テレビ東京系列・一部地域を除く)
【ナレーション】小林 薫
【内 容】
今日の一枚は、ドミニク・アングル作『パフォスのヴィーナス』。
19世紀のフランス絵画の巨匠であるアングルが生涯手元におき、誰にも見せることがなかったという絵です。
絵の舞台は、ヴィーナスが貝殻に乗って陸に上がったと伝えられる聖地、キプロス島のパフォス。
月桂樹の深い緑を背景に、白く優美な裸身をさらすヴィーナスのきめ細やかな肌は、
筆の跡を残さない独特のタッチでリアルになまめかしく再現されています。
しかし、どこか奇妙で、不可思議な一枚です。
ヴィーナスの左腕は不自然に長く伸び、右腕の下には透けたような不気味な手首があります。
また、背中と胸の両方が見えるように描かれています。
傍らにいるキューピッドも、まるで亡霊のようです。
新古典主義に位置づけられる画家は、なぜこのような絵を描いたのでしょうか…?!
テレビドガッチが