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渡辺謙が中学生役でドラマ出演。1問1答インタビューで作品への思いを語る

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 日本で唯一、刑務所の中にある公立の中学校「旭町中学校桐分校」が長野県・松本市の「松本少年刑務所」の中にある。この分校にいる生徒は、全て受刑者で、年齢は様々で北海道から沖縄まで全国各地の刑務所から、入学を希望した生徒がやって来る。
 入学条件は、義務教育を終了しておらず、刑務所内での生活態度が非常に良い者の中で、更に学習意欲があること。しかし、入学までには厳しい選考を経て、入学認定会議で認められた受刑者だけが、1日7時間、1年で13科目を学ぶことになる。字を読むことさえも難しかった生徒たちにとって、普通なら中学校で3年間かけて行われる授業を、わずか1年間で行うという非常に厳しい学校生活である。

 その桐分校での1年間の教官と生徒の交流を描くドラマ『塀の中の中学校』。主演にオダギリジョー、共演には大滝秀治、渡辺謙ら豪華俳優陣を迎え、生きることの意義、学ぶことの意義を伝える。
 そして今回、生徒の川田希望役を演じる渡辺謙がドラマへの想いを取材陣に語った。

tbs_watanabeken2.jpg ■渡辺謙コメント
――企画を聞いての感想は?
「プロデューサー・ディレクターの清弘さんからは桐分校を題材にしたドラマをやりたいと随分前から伺っていました。清弘さんの定年前最後の作品にするということで、どういう形であれ参加していきたいと思っていました。ドラマとしてやるには難しい題材ですが、非常に興味深いシュチュエーションだなとは思っていました。」

――どんな点に興味が?
「ものすごい抑圧がかかっているわけですよね。罪を犯した人間であるということが。しかも桐分校を卒業した時に先生と生徒は2度と会えないわけですよ。仲間と会うことも基本的には禁じられているわけですよ。そういう究極的な一期一会っていうのかな?そういう1年間を過ごす、それでなおかつ、中学校を卒業した後に残る刑期を終えなければいけないんですよね。そういう束の間の学校生活を送ることによって、どういう風に彼らの心を動かすんだろうかとか興味のある題材でした。」

――桐分校での撮影について
「実際に今、受刑されている人たちがいるわけですよね。刑務署の中にあってはいけない空気を僕らは持ち込まなければいけないわけですよ。だから、桐分校の空気をできるだけ乱さないように、彼らの心を乱さないような、そういうロケーションにしなければいけないっていう思いはまずありました。実際、僕らが入って行くときでも、きちんと彼らの生活のルーティーンを守るわけですよ。たくさんの鍵とたくさんの錠前を開けながら一歩一歩入っていかなければいけない。僕らも同じようにそうやって入っていかなければいけない。やっぱりここはとても特殊な場所なんだなと痛感しましたね。」

――演じた川田希望について
「非常につらい少年時代を過ごして学校に行けなかった男が、字が読めない書けないというコンプレックスの中で鳶職をしていたんですが、字が読めない書けないということを馬鹿にされ、母親のことも馬鹿にされたことで、思い誤って殺人を犯してしまう。その先にある種の自殺願望みたいなものをもってこの中学校にやってくるというところですね。僕の役だけじゃなくて物凄い複雑なバックグラウンドを持ってくるんですけども、本当に最終的には中学生のようなピュアな心を持って卒業していくような気がするんですよ。人とのつながりだとか、そういうことに目覚めるというか。そういうピュアな部分にはとても共鳴して頂けるドラマになっていると思います。」


平成22年度文化庁芸術祭参加
「塀の中の中学校」
10月11日(月)よる9時~11時24分(TBS系)

【関連リンク】
ドラマ「塀の中の中学校」の概要を発表!オダギリジョー、大滝秀治、渡辺謙ら豪華出演者で今秋放送!!(2010/03/30)

最終更新 2010/08/29 06:00
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