1977年の1作目公開(日本公開は1978 年)以来、圧倒的な人気を誇り続ける映画界の金字塔「スター・ウォーズ」。劇場映画を「シリーズ化」させるという新しい作劇術。最新のVFX技術が可能にした圧倒的な映像美。そして世界中の映画館のスピーカーを変えてしまうほどの音響面のこだわり。
「ハリー・ポッター」から「ロード・オブ・ザ・リング」「アバター」まで...その後のファンタジー映画ブームは、「スター・ウォーズ」なしでは生まれなかった! と言っても過言ではない、まさに伝説的な作品だ。
この「エピソード1」はそんな「スター・ウォーズ」伝説の"はじまり"の物語。一人の少年が愛と憎しみを知り、悪に堕ちていくまで...その青春期の惑いや情熱をダイナミックに描写。映画史に残る悪役、ダース・ベイダーが誕生するまでを追った新三部作の記念すべき1作目だ。
「新たなる希望(エピソード4)」からさかのぼること30年あまり。勇敢な2人のジェダイ、クワイ=ガンとオビ=ワンが、各惑星との貿易を通して勢力を強めてきた「通商連合」の攻撃を受けたある惑星の女王・アミダラを救出。その後、3人は辺境の惑星・タトゥイーンで、強いフォースを持った少年・アナキンと出会う。その少年こそが、後にダース・ベイダーとなる運命の子だった!
ファンならその後の展開も結末もすべて知っている一大叙事詩。その幕開けとして、ジョージ・ルーカス監督は物語の随所に緻密な伏線を張り巡らせている。オビ=ワンやヨーダ、C-3POら今後のシリーズを背負っていくキャラクターたちのセリフの端々。そして、「悪い予感がする」などお決まりの名台詞や音楽の使い方まで。とにかく画面の隅々にまで数々の仕掛けが用意されている。
ストーリー全体の構成が「新たなる希望」を踏襲しているのも特徴的。
例えば、物語の始まりとして、砂の惑星・タトゥイーンからの少年の旅立ちを描いていたり。強大な軍事力を持つ敵に少数精鋭のジェダイたちが立ち向かうクライマックスも両方の作品に共通している。他にも"あの人"が死ぬ時のシーンが"あの名場面"と一緒だったり...。とにかく仕掛けが凝っていて、何度観ても新しい発見があるから飽きさせない。
でも旧三部作をあんまり詳しく観ていないし...と、ちょっと尻込みしてしまった女子たちも大丈夫。
実は、「スター・ウォーズ」は韓流ドラマ顔負けのメロドラマ的要素も満載だ。旧三部作の核となったのは、恋した相手は血の繋がった双子の妹、という昼ドラもビックリな設定。そして新三部作のメロメロポイントは、若き女王が年下の奴隷出身の少年に惹かれていくという「格差愛」&「歳の差愛」。まだ9歳の少年の口説き文句にクラッとくる女王の恋の行方は、女子的にも共感度が高いはず!?
出演は、「シンドラーのリスト」の名優リーアム・ニーソン、「トレインスポッティング」「ムーラン・ルージュ」のユアン・マクレガー、「レオン」からすっかり大人の女優に成長したナタリー・ポートマンなど。そして、女王・アミダラの影武者役には、当時は無名女優だったキーラ・ナイトレイ(「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ)。他にも、女王の側近役で「マリー・アントワネット」の監督、ソフィア・コッポラが出演していたり、元老院議会の会議にはあのE.T.も出席しているから気合いを入れて探してみて!
もともと、その年を代表する大作映画がいくつも公開されることにちなんで、その名がつけられた「ゴールデン・ウィーク」。そんなゴールデン・ウィークにふさわしい、まさに"ゴールデン"な超大作だ。オールドファンだけでなく今回が初めての「スター・ウォーズ」体験になる世代にこそ、存分に楽しんでもらいたい!
金曜ロードショー『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
5月7日(金)21:00~23:24(日本テレビ系)
テレビドガッチが