NNNドキュメント’08
11月30日(日)26:00~
小さな携帯電話にのめりこむ17歳の少女2人。
カラオケボックスでは手にマイクと携帯を持ち、歌いながらメールをする。2人に会話は無く、
部屋に響くのは絶えず鳴るメールの呼び出し音…。
脳科学の専門家に依頼し携帯電話使用時の脳内の活性度を調べると、明らかに少女の脳は沈静化していた。携帯電話に触れることで幸せを感じ、それ以外が不幸せに感じるのであれば、
依存傾向に陥る危険性があるという。ネット世界でエスカレートする、
大人が知らない若者の姿を見つめる。
○目を疑う光景
17歳の少女2人にカメラが密着した。常に片手に携帯電話を持ちながら移動する2人。
その理由は「来たメールにすぐに返せるから」。 カラオケボックスでの彼女たちの行動は異常だった。
両手にマイクと携帯を持ち、歌いながらメールをする。2人の間に会話は無い。
自宅に戻る1人に密着すると、食事・トイレ・風呂にまで常にはなさず、
携帯電話をいじりながら眠りにつく。
○携帯依存実験
彼らにとって携帯電話はどんな存在なのか?脳科学の専門家
(諏訪東京理科大学篠原教授)に依頼し、携帯電話をしているときの脳内の活性度を調べた。
興奮した時、脳内に流れる酸素を含んだヘモグロビンの量を調べると、
携帯をしている時、あきらかに彼女の脳は沈静化していた。
篠原教授は、携帯電話をいじることによって幸せを感じ、それ以外が不幸せに感じるのであれば、
依存傾向に陥る危険性があるという。
携帯依存はパチンコやアルコール依存とくらべて、手に負えないものだと篠原教授は言う。
パチンコ依存は、10時から23時の店の営業時間にしか出来ず、
そもそも手持ちの資金がつきればやめざるを得ない。
携帯電話は、2004年にパケット定額制が始まって以来、いくら使っても同じ料金で、
24時間浸ることができる。
我々は、篠原教授監修のもと、街に出て携帯電話の依存度を計るアンケート調査を行った。
すると、18歳以下の若者の40パーセントが、依存傾向にあることがわかった。
注目の回答は、「一人になると必ず携帯を使っている」
「家の中でも携帯を持ち歩く、さらに風呂やトイレにも持っていく」といった質問には
ほとんどの若者が該当していた。彼らにとって携帯電話は【もうひとつの”自分”】なのだ。
○若者を取り巻く携帯電話の世界
学校裏サイトでのいじめ、出会い系サイトでの売春など、若者は携帯電話を通して
様々なトラブルに巻き込まれる。街に出てインタビューをすると、
多くの若者が携帯電話を通してトラブルに遭った、起こしたという経験を持つ。
今年6月、国は「有害サイト規制法」を施行した。
18歳以下の若者に対して有害サイトを見せないようにする「フィルタリングソフト」の
提供などをキャリアに義務付けた。
○田舎からでも都会にアクセスできるツール
長野県木曽町。豊かな自然に囲まれた山村の小学校ではNTTドコモが携帯の正しい
使い方を教える、教室を開いた。携帯電話のインターネットサイトで起こる問題は、
都会でも田舎でもその危険性は平等にある。
「今まで都会のこととして認識されていた問題とは明らかに違う」と校長、父母は危機感を募らせる。
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テレビドガッチが