2000年6月に『土曜ワイド劇場』の一作品としてスタートした「相棒」シリーズ。
『土曜ワイド劇場時代』には最高視聴率22.0%を記録。シリーズ化されてからも最高視聴率21.7%をマーク。さらに2008年に公開された『相棒-劇場版-』も大ヒットするなど、この10年間で国内最高の刑事ドラマとして名実ともにその地位を確立し、幅広い層から支持を集めている。
そんな相棒がスクリーンに帰ってくる。
8月9日、東京東映撮影所で『相棒-劇場版II-』の製作会見が行われ、主演の水谷豊さん、及川光博さんらレギュラー陣に加え、今回劇場版にゲスト出演した宇津井健さん、小西真奈美さん、小澤征悦さん、國村隼さんらが顔をそろえた。
会見は、サイレンが鳴り響く中、特殊捜査班に扮した10人が警視庁の看板を打ち抜くというド派手な演出で始まり、その後、水谷豊さんと及川光博さんが登壇。
はじめに、主人公で頭脳明晰な警視庁特命係係長・杉下右京を演じる水谷さんが「劇場版というのはわれわれがたどり着きたい夢の1つでした。10周年を迎える年に2作目の劇場版という2つ目の夢にたどり着けました」とあいさつ。
続いて及川さんも「テレビシリーズに続いて劇場版にも出ることになりました。感謝の気持ちをエネルギーに変えて活躍したいです」と意気込みを語った。
和泉聖治監督も「今回の作品は相棒ファンだけでなく、初めて相棒を見る方も楽しめる作品になっています」と自信を見せた。
劇場版2作目となる今回のテーマは「あなたの正義を問う」
日本警察の要所・警視庁で前代未聞の人質籠城事件が発生。人質は、警視総監、副総監をはじめとした各部の部長ら幹部12人。
特殊捜査班と機動隊の突入により人質12人は無事保護されるが、籠城までして犯人(小澤征悦)が求めた要求について誰も証言しようとしない。
この事を疑問に思った杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)は独自に幹部たちへの聞き込みを始める―。
一方、事件の報告を受けた警察庁幹部の小野田官房室長(岸辺一徳)は、金子警察庁長官(宇津井健)と共に不審な動きを見せ始めていた...。
今回の劇場版について、水谷さんは「今までの相棒になかったようなことが起きます...」と意味深な発言。
さらに、和泉監督も「映画の冒頭からすごいというシーンがあります。見ている皆さんが拍手するようなシーンもございます。ゲストの皆さんにも本当によくやっていただきました。ちょっと危険なシーンもやっていただいたのですが、その分見どころがいっぱいあります」と劇中での激しいアクションシーンを予感させた。
前回の劇場版のときから2作目の"予感"があったという水谷さん。
その理由について、水谷さんは「1作目の劇場版がDVDになって僕の家に置いてあるんですが、そのDVDが1人では寂しいと言った気がしたんです。それで2つ並べてやればいいんだと思い、『2』をやりたいと思いました。2010年が10周年だということは全然意識していませんでしたが、1作目と同様に、『ここでできたらいいな』という思いはありました」と語った。
また水谷さんは自身の分身でもあり、"相棒"でもある杉下右京について「10年経ちましたがまだ振り返る時期じゃないと思います。自分にとって相棒がなんだったのか、杉下右京がなんだったのかというのは、おそらく何年か経っていつか相棒が終わったときに感じることじゃないかなと思います」と語り、この10年があっという間に過ぎたことを明かした。
12月の映画公開に先駆け、秋には新シリーズ『相棒season9』の放送も決定。
年末に向け相棒から目が離せない。
『相棒-劇場版II-』
12月23日(木)全国ロードショー