「チェ・ゲバラ的最後の日記」

2008/04/08

最後の一週間の日記を書こうとして、途中で終わってしまいました。ボリビアでの山中、1967年10月6日のことでした。

ドガッチのこの「ホリイのテレビ研究所」は3月末にて一応、終了ということで、それに合わせて書いていたわけですが、最後の日記をざぐっと書いて、ざぶっとアップしようとしていたら、書いた日記がなくなってるのよね。なくなったら探さんかい、てんで探したけど、ない。ボリビア政府軍の仕業でないとすれば、たぶん保存しそこねたんでしょうね。一時間ほど捜索したけれど、見つからなかった。ごく一部だけ残っていたから、そのあとは保存しなかったんだろうということで納得した。納得してところで一晩かけて書いたものが消えたもんだから、かなり意気消沈した。しますわよそりゃ。そのまま忙しさのピークを迎えて、でもって桜が散って花見も終わって、それでもって4月2週目のあたまとなりましたが、ここで日記をざっくり書いて、これでお祝いの言葉に代えさせてもらいたいとおもいます。

日記の残り。
3月28日金曜。午前9時45分に起き、10時からの落語の予約に備える。が、あまり寝てないのできちんと頭が働いていない。今日は、歴史上、もっとも落語チケット予約が重なった日で、ま、何の歴史上かわからないけれど重なってるのだ。「調布の談志」「有楽町と横浜の志の輔」「吉弥と三三」「国立演芸場の栄助」「国立演芸場の昇太」これが一斉に10時に発売される。談志だけうちの若者が手分けしている。でも、そんなの一斉に取れるかよ。あいかわらず日テレ「ラジかるっ」を音を消して時刻を眺める。10時にアクセスするが、寝不足と寝酒が少し残ってる頭が、自分の@ぴあのIDナンバーを思い出せない。というか、間違ってイープラスのほうのIDで打ち込んで「IDが間違ってます」と表示される。うわい。この、歴史上もっとも多く枚数を取らなきゃいけない10時にあにやってるだ。あわてると余計あたふたして、本当に自分のIDがおもいだせなくなり、メモを探し出して打ち込んでいて、それじゃ間に合うわけがない。談志と有楽町の志の輔、それに吉弥と三三、国立の昇太が取れずに流れていった。あにやってるだよー。若者が談志をゲットし、志の輔も横浜は取れたので、逃したのは吉弥三三と昇太ですね。しかたない。そのあと、この日記の火曜水曜木曜ぶんを仕上げる。すでにうちのスタッフ1人は朝からディズニーシーに入っていて昼前に合流する約束になっているのに、なかなか出られません。11時ピンポン、11時半から日テレニュース、フジニュース、いいとも、ちりとてちんまで見てしまってから、シーに出かける。シーに2時すぎに入園し、3周ほどまわる。4時すぎに驟雨。シーから一瞬、人影が消える。そのまま三田へ出かけて仏教伝導センターというよくわからない場所で、ビクター落語会に行く。柳家市馬と古今亭菊之丞の二人会だ。菊之丞はいいなあ。市馬もいつもどおりにいい。こういう本寸法の落語家をきちんと見せるいい落語会なのだけど、場所が平場で、椅子をぎっしりと並べているので、かなり見にくい。録画のためのライブという気配がすこしある。そのへんが残念ですね。戻ると、10時すぎていて、何となくTBSの「プロポーズ大作戦」を見る。なんでTBSでもやってるのかとおもったら、これは本物のプロポーズで、素人が本当にプロポーズするのをタレントたちが助けて演出するというもの。こういうのは簡単に感動できていいです。見てしまう。ただ、こういうサプライズを経験してしまうと、女性側が、もっとどんどんおねだりしていったりするかもしれず、そうなったら人生が大変だよなあ、と人ごとながら心配してしまう。

詳しい日記が残ってたのはここまでですな。このペースで書いてると終わりません。
3月29日土曜。朝6時50分に高田馬場駅前に集合して、ディズニーランドへ向かう。二日連続のディズニー、今週3回めだ。ちなみにあまり知られていないが、3月最後の土曜というのは、一年でもっとも混む一日なのだ。おそろしく混んでいた。おれは一人でランドぐるぐるの係。学生がシーをぐるぐるまわる。2時すぎにシーに移り、2周ほど見てまわったあと、残りをスタッフに任せて有楽町へ。「小朝・正蔵・いっ平兄弟落語会」にゆく。見終わったあと、新宿に出て蕎麦屋でつないで、深夜寄席へ。芸術協会のほうなので期待しなかったが、鯉太、笑松、柳太、健太郎の四人で、これが芸協のいまのパワー全開だった。笑松を除き、柳太を頂点として、不思議な世界へ、ちょっと狂ってる世界へと引きずり込んでくれて、すごく満足でした。
3月30日日曜。朝9時に出て早朝寄席。馬るこ、金翔、小駒、あし歌で、落語協会の二ツ目は着実です。一度高田馬場に戻りすぐ光が丘へ向かう。この忙しいさなかに、草野球の練習。漫画家さそうあきら先生も来る。ま、さそうは1つ後輩なので、同じ草野球メンバーなんだけど。漫画家修業中の天野聡彦も来て、さそうと天野がキャッチボールもやっていて、おお、講談社デビューコンビのキャッチボールじゃ、などと傍目で一人ほくそ笑む。なかなか楽しいですが、練習を終えて、事務所に戻り、新しい野球ユニフォームを受け取る。メンバー30人ぶんです。90万円ほどしますがな。それを受け取って、宴会の準備をして、早稲田の金城庵で野球部の宴会。三島由紀夫さんが来たこともあるんですよお、なんて言う蕎麦屋ですな。作家じゃなくて政治活動家としての三島由紀夫だったらしいが。日本酒を飲みたくなるのをおさえて、ビールにして、ビールだけだとあとで仕事が少しできるからだけど、ビールだけで宴会を乗り切る。ユニフォーム配って、ビンゴをやって、ビンゴって自分でメインの賞品を提供してると、自分が早めにそろっても、それを取るわけにいかず、哀しいですね。店にもう帰ってくれといわれるまで宴会は続き、でも、みんなそのまま帰らず、高田馬場に出て、10人ほどでとり安に入って、そこで死ぬほど日本酒を飲んでしまう。結局、ぐにぐにに酔う。何もならんがな。でろでろ帰って寝る。
3月31日月曜。さすがに仕事が立て込み、秘書官と一緒にディズニー文庫本の最終作業をする。この日からいろんな番組が始まるので、何となく眺める。日テレの午後にワイドショー的番組が復活して、嬉しい。特に「アナパラ」という番組が女子アナが並んで、緩そうに進んでいく。こういう緩そうに見える生番組というのは、ぜったい現場はかなりとっちらかって、おもったより緊張してるんだろうなあ、と想像しつつ見る。コメンテイターに立川志らくが出てるのがおもしろい。落語会に行ったら、この番組の裏側について話してくれるだろうなあと少し楽しみだ。一番近いところで11日の金曜か。テレビを見ながら、原稿をいろいろと進める。進まない。7時からは何となく「ヘイ!ヘイ!ヘイ!スペシャル」をつける。宇多田ヒカルが、このヘイ!ヘイ!ヘイ!に生放送で出ているのに、「このMステの生放送」となどというとぼけた発言をしていた。そのあとスマスマSPを見て、TBSの貫地谷しほりのドラマ、主演は森山未來、これも最後のほうだけちょこっと見る。夜のニュースのあとは「コンバット一万人春祭り」だ。コンバットも人気高くてよかったよかった。そのまま小朝が出るというので「東京レトロ」という深夜番組もしっかり見てしまった。小朝って、やはり少し変わっていて、やんわりとわがままなんだなあ、とおもいましたさ。わかってたことだけど。

夜が明けるころに寝て、明けて4月1日、起きたら9時で、しあったと叫びつつすぐ飛び出し、横浜の桜木町をめざす。10時すぎに桜木町にある横浜にぎわい座にたどりつき、5月ぶんの前売り券を買うために並ぶ。横浜にぎわい座はいい小屋だねえ。玉置宏が館長であることがすごくいい方面に出てるとおもいますな。そういう小屋。チケット買った直後、あまりに天気がいいので、隣のフレッシュネスバーガーで生ビールをごくごく飲んでしまう。天気がいいから、という理由で午前中からビール飲むようになったら、かなりやばいねえ。いまのおれですが。くりくりっと高田馬場に戻り、今日から始まったNHK「瞳」みる。見てる場合じゃないと気がつき、それから「関西ぴあ」の原稿を一生懸命に書きました。

翌2日に早稲田の箱根山で花見。3日は週刊文春の原稿と「新にっかん飛切寄席」。入り口でサンドイッチをくれた落語会だ。気持ちはありがたいが、サンドイッチをいきなりもらっても困るなあ。4日は昼に朝日新聞の取材を受ける。ディズニーランド25周年にむけて、ディズニーランドは日本の若い男女の何かを変えたのかという質問。変えてないでしょう。タイミングがあっただけ、というお答え。今日中にドガッチの最後を書くと約束していたが、講談社の原稿などで遅れる。

そのまま5日土曜も「志の輔原稿」をずっと書く。志の輔について書くだけで、すごく時間がかかる。内容の濃いものを書こうとしすぎるからですね。どこかであきらめるということがないから、どんどん遅れる。秘書官と春以降の予定について打ち合わせをし、夜は深夜寄席。落語協会のほうなので、しっかり聞かせる。帰って日曜の花見の準備。

6日日曜は朝7時に起き、花見道具を持って芝公園へ。9時ころ場所取りするが、丸山古墳の上のいい場所は朝9時にほとんど埋まってました。端っこのほうにシートを敷く。そのまま上野鈴本で早朝寄席。客席で落語の最中に、子供にざる蕎麦を食べさせている親がいた。落語の最中に蕎麦を食うって。つまり蕎麦を食う音が落語にどういう影響を及ぼすか何も考えてないんだよなあ。すごいなあ。そのあと高田馬場へ戻り、野球道具と花見の材料を持って、若手とタクシーにのって芝公園へ。1時から草野球です。12時半集合なのに、1人しか来てない。何じゃそら。試合開始時間を過ぎて、やっと9人そろう。それから30分遅刻して2人あらわれ、何とかまともなメンバーになる。おれの打順が「2死満塁」というタイミングで二回、まわってきた。最初は、初球を打つと強烈なライナー。やった、大量得点かとおもったら、ピッチャーがさくっと取りやがった。これが試合の転換点になるなあと言ってしまったら、ほんとにそうでした。負けました。二回目の二死満塁はサードゴロ。3打数0安打。もう野球やりたくないと一瞬おもうくらいに、へこんでました。飲んだら忘れるけど。そのまま芝公園丸山古墳上で花見。ずがんずがんに飲む。高田馬場に戻って、また飲む。部屋に戻ってまた飲む。どこかおかしい。

7日朝10時に起きて、それから必死で講談社の「志の輔」の原稿を書き上げる。3時すぎにやっとできあがる。ほっとします。これでドガッチの最後に向かえるぞ、ととりあえず、日記を書く。今日も「アナパラ」の志らくを見つつ、日記を書く。何とか7時ころに書き終わりました。あとは、研究所の原稿ばかり、とこのまま研究所原稿4本書く。だいたいテレ朝を見ていた。「Qさま」スペシャルから報道ステーション。深夜は「ショーパン」から今日始まった「POP屋」、そのあと日テレにうつり「AKB48 0じ59ふん」「MMM」、さっきPOP屋でとても似合ってない司会進行をやっていたココリコ田中がこっちにも出ていてデジャヴュにおそわれる。既視感。というか既視してたわけだけど。そのあとフジにもどって「なべあちっ!」。世界のナベアツが司会役で、おそろしく落ち着いてないのがすぐわかる。ノッチのオバマも無理あったしなあ。これからどうなるのかすごく心配、という意味で、目が離せない番組です。4月だから深夜はちょこちょこ変わりますね。テレビの改編は10月がメインって感じがしますけどね。この時点で、まだテレビ研究所書き終わらず、通販番組が始まったので、日テレの西部劇映画「悪党谷の二人」を見る。最後まで見てしまいました。そのころにやっと書き終わる。でもそのままアップしないところが職業的な物書きで、いったん保存して、寝る。前はここでボリビア政府軍に襲われて、なくしてしまったんですね。あけて8日火曜、NHKの「知るを楽しむ」の宮本輝を見ながら推敲。宮本輝の話がすごくおもしろい。おれも小説家になろうかしら。10時30分におくのほそみちの番組になって今日が月山。そこで日記の推敲おわる。ども。

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