「ちりとてちん」加藤虎ノ介の涙
2008/02/25
NHKの朝ドラ「ちりとてちん」では、主人公の兄弟弟子が4人いました。兄弟弟子ってのは同じ師匠に入門した弟子たちのことですが、ドラマではこの4人が異常に仲良くて、現実にはあまりあり得ない状況ですね。たとえば立川談志と柳家小三治と柳家権太楼と柳家花緑がものすごく仲いいって状況と同じで、ちょっとあり得ないですね。なんて、この例で談志を出すのが無理か。桃太郎と鯉昇と昇太なんて、いい感じですけどね。ちと落語マニア的な話題でわかりにくいですか。すいません。でも「ちりとてちん」の4人はなかなかいい味で、主人公に近い青木崇高の注目度はがぜんアップしてますが、それ以上にニヒルな四草役の加藤虎ノ介がいいですね。これから民放のドラマでもいろいろ見かけそうな気がする。民放といういい草もどうかとおもいますが。25日のNHKスタジオパークからこんにちはで、脚本家からの手紙を読まれて感激して泣いていて、よかったです。自分のような無名な役者を抜擢してくれてスタッフにすごく感謝してるという加藤虎之介の表情がすごくよかったなあ。30代半ばで、ちと背が低いみたいだけど、だからこそドラマではいろんな役がありそうな気がします。これからに期待したい役者ですねえ、ってすごくふつうのまとめかただ。まあいいか。加藤虎之介。字だけ見てるとすごくいかついな。


堀井憲一郎



